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仏教の幼稚園の行事

回答数回答 2
有り難し有り難し 16

こんにちは。

お坊さんに質問したりお寺に行ったりしている中で思い出したのですが20数年前通っていた幼稚園がお寺(真言宗)が運営していました。

そこでやっていた行事をふと思い出しましてあれの名前は何だったのか知りたくて質問しました。

・恐らくご本尊か弘法大師空海さんのお誕生日の時にあげられていた
・選抜された園児が綺麗な服を着て榊か何かの枝を持って音楽に合わせて舞いをした
・最後にご本尊に甘茶をかけていた

うろ覚えなのですか、これは幼稚園独自の行事だったのかそれともこういった行事をするお寺はあるのでしょうか。

もし観に行けたら行きたいな~と思ったりしています。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

はなまつりです

こんにちは。

 3番目のヒント、「ご本尊に甘茶をかけていた」から、花祭り(釈尊降誕会)だと思います。
 お釈迦様のお誕生日とされる4月8日に行います。
 甘茶をかけたのは、ご本尊様ではなく、甘茶をかけるために使われる「誕生仏」像だと思います。右手を天に、左手を地に指さしている像です。

 ヒマラヤの山の南のふもと、カピラ国のスッドーダナ王の后、マーヤー夫人が、4月8日の朝、ルンビニーの花園で王子をお産みになりました。この王子を「シッダールタ」とおよびすることになりました。この王子がお釈迦さまであります。
 お釈迦さまはお生まれになると、七歩あるかれ右手で天を、左手で地を指さして、「天上天下(てんじょうてんげ)、唯我独尊(ゆいがどくそん)」と叫んだといわれます。「この世の中で我が一番尊い」という意味です。この「我」とは、いのちあるものすべてをさします。一人ひとりの人間の存在がいかに尊いかを表現しているのです。
 このお釈迦さまのお誕生日をお祝いするため、4月8日には、多くのお寺で、花御堂をかざり、お誕生のお姿を安置して甘茶をかけ、また甘茶をいただいてお祝いする花まつりが行われています。甘茶をかけることは、お釈迦さまが、ご誕生のとき、雨の神の竜王が、甘露の雨を降らしてお釈迦さまのおからだを浄めたといういい伝えによるものであります。

 もうすぐクリスマス。キリスト様の誕生日を祝うお祭りとされています。
 実は、キリストの誕生日が12月25日というのも怪しいんです。
 新約聖書のルカ伝によれば、キリストが生まれたとき、「野宿していた羊飼いたちが、やってきて伏して拝んだ」という記述があります。12月の寒い時期に、放牧も野宿もおかしいでしょう。どうやら初夏又は秋10月1日か2日という説が有力のようです。12月25日という日付は、ミトラ教(ゾロアスター教を源流とする太陽信仰の宗教)のお祝いの日がからきているようです。昔、大変盛んだったこの宗教のお祭りを利用して、キリスト教が、キリストの誕生日を12月25日に変更した歴史があるようです。
 日本人はキリスト教徒でもないのに、その上たいした根拠のないこの日に騒ぎすぎです。
 私たちは仏教徒として、4月8日にお釈迦さまのお誕生日をお祝いしたいものです。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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きっと花まつりですよ

 御質問有難うございます。きっと花まつりです。4月8日はお釈迦様の誕生日でございますが、この日は宗派に関係なく実施しておりますよ、最近は子どもが少ない状況でございます。こうして御質問頂ける事は大変嬉しく思います。この御縁を大切にして頂きたく思います。 合掌

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有り難し
おきもち

山寺の住職です。他の仕事と兼務してます。
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質問者からのお礼

鳳林寺 光禪様

ご回答ありがとうございました!
聞こうか聞かないか悩んでいたのですが、質問してよかったです。とてもすっきりしました。

ご本尊って書いたのですがお釈迦様だったような…?と思ってでも間違えたら失礼だと思ってたのですが、やはりお釈迦様だったのですね。

小さい頃から仏教に触れてかなり時間が経ちましたが教えに共感したりあの行事はなんだっけな?と思い出せたのはご縁だと思います。
もっと知りたいことが沢山あるので調べたいと思いました。

ちなみに通っていた幼稚園はクリスマス行事はやっていませんでした。

慈敬寺 堅田正樹様

ご回答ありがとうございました。
通っていた幼稚園は「のの様」の歌もやっていたのでのの様とは・・・?と思っていたら質問をしている方がいらっしゃったのでそちらは解決しました。
うろ覚えではありましたが、仏教の教えをやっていたことにとてもありがたく思います。

会社の近くにお寺がありますので4月8日にはお参りに行こうと思います。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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