水子について
毎回、丁寧な返信をありがとうございます。前回頂いた返信は、とても心に響きました。そこでお伺いしたいのですが、やむを得ず中絶してしまった水子は、こんな私のことも、好きでいてくれているのでしょうか?私はずっとその子を愛して、手を合わせています…。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの気持ちと、常に一緒なのですよ。
あなたが、大事に手を合わせていれば、あの子も同時に救われていきます。あなたの気持ちと、常に一緒なのですよ。
人間は、私も含め、いろんな過ちを繰り返しながら生きています。
だから、仏様の慈悲が向けられています。
懺悔と、手を合わせていくことが、救われる唯一の道。
あなたの今の生き方は、ちゃんと許される道なのよ。
これからも、大事に想い、愛していきましょうね。
私も、お子さんを想って、手を合わせます。
その子は成仏されました。
そして今、
子としてではなく、
仏としてあなたに寄り添っています。
だからあなたも、
子としてだけでなく、
仏さまとして向き合ってください。
もちろん
お子さんは好きでいてくれていますよ。
求めるのはやめよう
亡くなったお子さんが、好きでいてくれるでしょうか。という質問ですね。
好きでいてほしいですか?
でもそれはあなたの願望であって、お子さんの都合ではありませんよね。
冷たい言い方でごめんなさい、けれども、死別という現実は痛みを伴います、これはしかたがありません。
亡くなった方を我々は仏さんと呼びます、仏さんは我々のように色々な物に縛られてがんじがらめになっている凡夫から、縛りつけているものがすべてほどけて落ちた境涯にあります。
だから、我々に何も求めない、ただ、見守って下さるのみ。
あつこさんの辛い気持ちはよくわかります、何か心の支えが欲しい、救いが欲しい、と、亡くなったお子さんも含めて外に救いを求めるのも致し方が無いとは思うのですが、外に求めるのはやめませんか?
お子さんが自分のことを好きかどうかなんて、だれにもわかるわけがない、ならばせめて、精一杯自分からは愛を贈ってあげましょう。
自分自身がお子さんを愛してあげればそれで充分、お子さんは幸せであると信じましょう。
救いは自分自身の信じる心にのみ在ります。
あなたを救えるのは、あなただけ。
質問者からのお礼
林様 ご回答頂き、ありがとうございます。しかし、私の心はかき乱されてしまいました。信じていたものが、崩れ落ちたようです。ご意見のひとつとして、受入れたいと思われます。ありがとうございました。
中田様 ご回答頂き、ありがとうございます。身に染みるお言葉、心に響きました。これからも手を合わせて、生きていきたいと思います。