バチが当たること
因果応報について質問です。
先日、私が自分の売り場担当範囲を巡回していました。ふっと隣のエリアを見るとAさん(43歳の男性)が機械のトラブルでお客様を待たせていました。
Aさんが直せそうになかったのでトラブルを変わり「申し訳ございません、もう少々お待ちください」と伝えると「何だお前!お前なんか出てきても意味ねーんだ!あっちにいけ!」と怒鳴られました。
その間Aさんは離れたところに避難してこちらを見ていました。対応が終わり、とりあえず何を言われても謝罪をしているとそのお客様は帰っていきました。
次の日、またそのお客様が来店し入店するなり私に声をかけてきて「お前みたいなグズは売り場に出るな!迷惑でしかない!もっと勉強しろ!」などなど暴言を言われました。
運が悪かったと諦め、次の日が休みで、翌日出勤すると何やら事務所がザワザワしていました。
周りから話を聞くと私の休みの日にも、そのお客様が来店され、AさんとトラブルになりAさんの対応に腹を立てて本社に直電しクレームしたとのこと。
私もAさんも中間管理職で店長が不在の時の店舗責任者。なので今回のような場面になっても助けてくれる上司はいません。
うわぁ、可哀想に…と思っていると部下達が「Aさんはこの前○○(私)さんにトラブル押し付けて自分は逃げたからバチが当たったんですよ!」などと口々に話す部下に確かにそうかもしれないとは思いましたが口にはせずに部下を黙らせて仕事をしました。
しかしこの場合、部下達が言うようにAさんにバチがあたったって事にしても、怒鳴って罵声を言いたい放題言ったお客様にはバチはあたらないのでしょうか?
私達役職は転勤族で、転勤してきた見慣れない従業員に毎回同じように絡み、ムカついたら本社に電話したりしている人だと長年働く人から聞きました。
私は謝罪しながら(見た目は小汚いゴミが付いたボロい服着て、頭はカッパみたいにてっぺんだけハゲて横はボサボサ。目は焦点合ってないし、虫歯だらけだし…明らかに収入だって私の方が多いだろ。ってかお前生活保護とかのレベルでなんでそんな偉そうなことを堂々と言えんの?私、一応管理職なんだから馬鹿なわけないじゃん。私が能無しで役立たずなら他の奴らは何が出来んだっての…)なんて事を考えていましたが、この生き様がバチだと言うのなら、本人が何とも思ってないのでバチにはなりませんよね?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
因果応報とは自分の意思を越えたところにあるものです。
質問読ませていただきました。
因果応報・・・たしかに悪いことをすれば悪いことが返ってきますし、善いことをすれば善いことが返ってきます。それが今の命で報いを受けるか、生まれ変わって新しい命で報いを受けるかはわかりません。しかし、何らかの形で報いは受けなければならないのです。
アクターさんが「バチ」とおっしゃるのは、悪い報いを指してのことだと思います。ただ、悪い報いというのはその本人に「罪の意識」を植え付けるモノとは限りません。
たとえば、仏教では「無為に殺す者は無為に殺さる」と説きます。つまり、意識せずに生き物を殺した者は、意識せずに殺されるということです。これは、悪い報いを受けるということですが、本人が「無為に殺さる」ことを何とも思わなければ、その報いは本人にとって苦ではないのです。
つまり、悪いとか善いというのはただの主観・思い込みなのであって、自分がやったしこ自分に返ってくる、ただそれだけなのです。それを「バチ」と名づけるか、「福」と名づけるか、それは人それぞれでしょう。
ですので、バチだ何だというのは人それぞれの感じ方で異なりますし、ましてや他人がそれについて勝手に評価を下すものではないと思っております。
また、アクターさんが怒りのあまりに相手を見下してしまう態度、そのような気持ちは少なからず自然と言動に現れますし、それに対しても必ず報いがあります。
そして、怒りの気持ちはいつか自分を焼きますし、その気持ちによってアクターさん自身が苦しむことになりかねません。
他の人が気になる気持ちも分からなくもありませんが、これを機会に自分を見直すきっかけにもしていただきたいと思います。
人間、自分の事が一番見えてないものですよ。
私もこの答えを書きながら、改めて自分を見直したいと思っております。
何か少しでも参考にしていただければ、ありがたく思います。
地獄
あなたにクレーム処理を押し付けたAさんは同僚たちから陰口を叩かれ、「見た目は小汚いゴミが付いたボロい服着て…」と腹の中で他人を蔑むあなたはトラブルの矢面に立たされ、クレーマーのおっさんは客として歓迎もされず疎まれ、怒れば怒るほど自分の気分が悪くなり、そもそもそんな有名なクレーマーになるということ自体…ま、言うまでもないですね。
なるほど。
因果の道理にしたがって、みんなにバチが当たっていますね。
なんだか馬と鹿の喧嘩だな。
あなたが智慧を学べば、クレーム処理さえ楽しくなるかもね?
怒っている人は苦しんでいる人
お疲れ様です。
怒っている人は、ストレスを感じて苦しんでいる人なのです。
つまり、怒りという苦しみ自体が「バチ」だと言えます。
怒りにくい慈悲深い性格、不平不満や愚痴よりも感謝や喜びの多い性格になった方が、本人の悩み苦しみ・ストレスが減り、幸せな人生になれるのですが、
そのクレーマーは、自分の怒りで一番苦しんでいるのが自分だと気づいておらず、自業自得を理解していないので、他人に当たり散らすことしか知らないのでしょう。