hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

祖父のおつとめ

回答数回答 1
有り難し有り難し 2

私の祖父は非常に信心深い人でした。

毎日かなり長い時間、仏壇と神棚、信仰している仏像におつとめをしておりました。内容は家族の平和でした。
そのためか、問題のない家ではありませんでしたが、平穏だったと思います。

ただだいぶ前に祖父が亡くなってから熱心に祈る者はいなくなりました。

最近は家の中でいろいろ問題がおきることが増えてきたように思っています。

祖父のようにはできませんが、自分ができることはないでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

信仰とは

拝読させて頂きました。
お祖父様は篤い信仰心をお持ちになり生きていかれあなたはその姿を見て成長なさり今までご家族仲良く生きていらしたのですね。
そしてお祖父様がお亡くなりになられてそのような信仰がなくなりつつありご家族の方々の中でもものごとがうまくいかなくなってきているのでしょうか。

信仰とご家族の方々との関係性は詳細にはわかりませんけれどもお祖父様がお持ちになっていらした信仰心は少なからずご家族の皆さんのきずなを保ち皆さんが一緒に生きていく為に影響を与えていたとは思います。

信仰は敬い感謝の気持ちを持ち深く信じることですから人が人として生きていく為の心の根幹をなすものですからね。当然ながらご家族の皆さんが一緒に生きていく中でお互いを尊重して敬い感謝の気持ちを持つことにつながって参ります。
神仏や先祖への信仰は今を生きる私達にとって大切つながりを与えてくれますからね。

あなたがお祖父様のその姿を見習っていきたいと思うならばそれはそのような良きカ果報をもたらすもとになるかもしれません。
そしてその後あなたを通じて次の世代の方々へと受け継がれていくかもしれません。
それは教えられるというよりは見ている中で気がつくものでしょうからね。気がついた方々がその姿を見習って受け継いでいくものかと思います。
信仰は強制されるものではありません。それぞれが見ている中で気づいていくこと、そして信じることですからね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございます。

祖父が亡くなってから自分も含め、皆我が強くなっている気がするのです。
毎日おつとめを継続する祖父を尊敬していた自分がいます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ