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結婚後の父母の供養

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いつもお世話になっております。
こんな歳になって私が結婚をすることになり(同居で義父の介護のお手伝いをするため)、お墓と仏壇を、遠方の兄に託す事になりました。

兄は、お墓の祖父母と父を恨んでおり、直ぐにお墓と仏壇を終わりにして、その後の供養もしないそうです。
父は生前、お酒の依存で暴力が酷く働かず、貧乏だった事を、兄は未だに許せずにいます。そんなお墓をそのままに亡くなった母をも許せないらしく、納骨もできずにいます。

お寺さんにも相談しましたが、「貴方(私)は、嫁ぎ先のご先祖を大事にしなさい。こちらの事は全て置いて出なさい。写真に手を合わせるだけで十分です。」と私の立場を気遣ってくださいました。

そうは言っても、母はまだ一周忌が終わったばかり。母と私は、父の暴力に怯えながら、互いを置いて出ることもできずに、ずっと一緒に生きてきました。母に執着しているのかもしれませんが、この先、何もしてあげられないのが悲しくて辛いです。今はまだ一人なので、写真にお供えとお線香で手を合わせています。

先日、久しぶりに菩提寺の本山の奥の院へお参りしてきました。そこで写経セットが目にとまり頂いて帰りました。作法やお経の意味を調べつつ、母の写真の前で写経をし、心を込めて無心になれたようなスッキリした気分に恵まれました。
命日に奥の院へ納経し、御首題帳を頂いて母の写真に供えました。
仕事が朝方終わることもあり、車を使えば朝のお勤めにも間に合うようなので、次回は朝お参りにもと思っています。

こういった事でも、父や母の供養にはなるのでしょうか?

祖父母は弔い明けをしていますが、父は次が三十三回忌です。兄に託しておきながら、私がお年忌をするのも兄の顔を潰すようで申し訳なく思います。
それでもお年忌はお願いした方がよいでしょうか?

宜しくお願い申し上げます。

それから、、
前回の私の質問の直ぐ後に、他の方への回答で「恩返し」ではなく、「恩に報いる」生き方をと、お坊様がおっしゃっていました。私、質問で何度も恩返しと、、。顔から火が出ましたが、とてもためになりました。他の方への御言葉もいつも拝読して、私にとって、沢山の気づきがあり感謝しております。

いつも長くなり申し訳ありません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あのね、先祖を想うってね、一生涯なのよ。

いいの、いいの、間違いじゃない。あなたの気持ち(意味)は、伝わっていますよ◎

あのね、先祖を想うってね、一生涯なのよ。
だから、長男が、跡取りが、供養するものってわけではないの。

結婚して、姓が変われば、もう家族ではないの?あなたの命の先祖には変わりないでしょ。だから、ずっと大事に想い続け、偲んでいきましょうね。
これは、自分の気持ちの問題なんですよ。
大事に想い、手を合わせることで、この人生が支えられていくのであれば、あなたにとって大切なことでしょ。
お兄さんは、お兄さんの想いで、手を合わせていけばいいのだから、あなたの心配は無用ですよ。

お母さん、ご苦労されてのご生涯だったのですね。
あのね、お母さんが亡くなって、その命をお救い下さったのは、仏様ですよ。お母さまを想うのなら、その仏様(ご本尊様)に感謝を。

参れるときでいいじゃない。
◯回忌だから、とこだわらなくても、あなたのペースで、縁あるお寺へ参られて、ご本尊様に手を合わせ、お母さんに会って(偲んで)きましょうよ。

嫁いだから、
私は出た身だから、
宗旨が変わったから、、、
そんなの関係ない。そんなのに、とらわれて、あなたの大事な支えを失わないように。
手を合わせて生きる 生き方を大事にしてね◎

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

中田 三恵様

アドバイスありがとうございます。
私の古い考えが悪かったようです。

母の兄への思いを間近で感じていましたので、お葬式すら迷惑だと言う兄を不満に思ってしまいました。こうあるべきと思ってしまう私の悪いところです。兄も長男だからとプレッシャーをかけられ大変だったと思います。

お年忌は拘らない方がいいのかもしれませんが、供養の意味以外にも私にとっては気持ちに区切りをつける大事な事でした。父が亡くなった時も、もう亡くなったから怖い思いもこれまで、仏さんなってもう何年も経った、とトラウマに区切りをつけてくれたのはお年忌です。なので、母が亡くなって未だ悲しくてしかたない私には、お年忌は大切に思ってしまいます。なので、お年忌は一人だけで、出来ることをしようと思います。

今回もありがとうございました。
感謝しています。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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