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母の介護と死

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いつも拝見しています。

私の母は、昨年肺がんから肺炎になりなくなりました。68歳でした。
私は元々東京で働いていましたが、4年前母の癌が発覚し、母と暮らすため2年前に地元へ帰り同居していました。
昨年、母の容体が悪化し1ヶ月の介護の末亡くなりました。
今は、以前の仕事の上司のお世話になり東京でまた仕事をしています。

うちは元々私と姉との間に確執があり、姉が嫁いでからはほとんど交流がありませんでした。
母が亡くなるまで、私がすべて入院の世話から介護、お葬式の手配等行いました。
今回母が亡くなる直前に、お互い本音で話しをすることができ、和解しました。

後悔は沢山あります。もっと母に優しくしていれば良かった。一緒に出かけて、写真を取れば良かった。一緒に住んでいても一緒に過ごした時間はとても少なかった。

今は、小さいながらも母のお墓もたて、私の役割は終わったと思っています。
今後の人生、どう生きていけばいいのか、わからなくなりました。アドバイスをください。
あと、私は同性愛者です。なので、結婚をして新しい家族を作ることも子供を持つことも出来ません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「いいさ生きてさえいればいつか仕合わせに巡り合える・・・」

大変でしたね。ご苦労様でした。お母様もキットお喜びでしょう。今後はズット、極楽浄土からあなたを見守って下さいます。
ちなみに、小生は認知症の実母の介護で「うつ病」を発症しました。グループホームに入居させて頂き、丸6年して亡くなりました。今、「うつ病」は「治って」いるようですが・・・。
さて、〈今後の人生、どう生きていけばいいのか、わからなくなりました〉とのこと・・・。ヒョットしたら、あなたは「燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)」になっているのかも・・・?。介護や仕事などに全力投球した人が、そのことから「解放」されると、一時的に目標を失う事です。ある意味「うつ病」の前兆かもしれません。
幸いあなたは〈今は、以前の仕事の上司のお世話になり東京でまた仕事をしています〉とのこと・・・。十分立ち直れると思います。
どう生きていく・・・人生は「しあわせ」になるため生きていくのです。今は「幸せ」と書きますが、本来は「仕合はせ」と書いていました。つまり、「しあわせ」とは「一生仕える事や人に出合える」という意味で「仕合わせ」と書いていたのです。
今のお仕事(仕える事)に打ち込んでみましょう・・・。多分、「仕合わせ」になれるはずです・・・。そして、人生を共にする、素晴らしい人(同性でもいいのでは?)にいつか出合えるはずです。
タイトルの文句は杉良太郎さんの『すきま風』の一節です。よく味わってみて下さい。蔭ながら、あなたの「仕合わせ」をお祈りしています。合掌

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

御回答ありがとうございます。
おっしゃる通り、燃え尽きてしまったのかもしれません。
今は、目の前のことに注力して頑張って見ようと思います。そのうちに「仕合わせ」が見つかるかもしれませんので。

ありがとうございました。

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