使い古された道具は悪影響をもたらす?
少し突飛な質問かもしれませんが……
現在訳あって、縄文土器や、古い農具や民具、道具類(江戸時代~昭和)が大量に飾ってあるところで、1日の大半を過ごしています。
ですが、そういう古い「物」に、人の精神を不安定にさせたり、運気を下げたり等の悪影響ってあったりするのでしょうか…?
仏教的な立場や考え方の中では、昔の人たちが使用していた古い道具って、どういう位置づけがなされうるのですか?
大切にすべきものですか?
いち早く手放すべきものですか?
使い古された道具は、生きている人間に何か影響を与えるものなのですか?
幽霊がいるらしい、と噂されるほど建物自体も古いので、そもそもの環境自体が精神的に悪影響を及ぼしたりすることってありますか?
また、今度、髪が乱れていたり、装飾が破損している古い雛人形(怖い)を6セットほど物置から取り出さなければならず、少しドキドキしています。
古い人形を取り扱う際の心構えなども、アドバイスいただけると有り難いです。
この場所で過ごすようになってから、精神的に不安定になることが多発しているので、
ついつい「土器のせいでは(笑)」と精神的不安定さの原因を物になすりつけてしまいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大事にしてあげてください。
梅干さん、こんにちは。
古い道具に囲まれているのですね。別に霊がいるとかそんなことはありません。
ただし、まったく影響がないかといえばそうでもありません。
日本人は古来から、モノには魂が宿るとして、モノを大切にする文化を培ってきましたので、モノが不始末に扱われていると、文化的にいろいろと心が感じるものです。
たぶん梅干さんが心配されるのも日本文化を持っているからです。だから、昔から、神道や仏教のお払いの儀礼をして、モノに感謝・お礼をする儀式をして、心の安定をはかってきました。過度に気にする必要はありませんが、気になるようであれば、神社やお寺にいってお払いをしてもらうと良いでしょう。また施設であれば直接その施設に神職や僧侶に来て頂いてお払いをしても良いでしょう。合掌