守秘義務
タイトル「現実と理想の狭間で」を書かせていただいたことで、1つ疑問がわいてきたのですが…
私たち医療従事者って守秘義務がありますし、それに反したら守秘義務違反になりますが…
お坊さまには、そういう罰せられるような守秘義務というか…そのようなものはあるのでしょうか?
基本的な質問ですみません。
「絶対誰にも言わないから」という学校の先生の言葉に、一喜一憂した自分の経験と、最近おきた虐待死事件と、とが頭の中をぐるぐるしているうちに思い付いた、あっ!そうだ!お寺さんは全国にあるし、もっともっと、お寺さんが子どもたちの駆け込み寺になったらいいなぁ…とか、もっともっとお坊さまに相談出来るようになったらいいなぁ…とか思ったもので。
絶対誰にも話さない、秘密は守る、大丈夫、助けてあげるから、君を救いたいんだ、さあ話してごらん…
そういう流れが自然と子どもたちの心に宿るといいなぁ…
と思ったりして…
どうなのでしょうか…?
そんなこと言ったら…私は無責任でしょうか?
分からないので…
先に謝らせていただきます…
お坊さま方、申し訳ございません。
・仕事は資格より素質 ・鬱になろうが5才児ぐらい好奇心旺盛 ・順風満帆な人生より七転び八起きぐらいの人生がちょうどいい
職場で久しぶりに再会した人に「やっぱり~!」と言われることが苦痛
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
拝読させて頂きました。
お寺には守秘義務があります。特に住職には厳重な守秘義務があります。
社会的な義務以前に仏教徒として僧侶としてお寺の住職として人の秘密を洩らしてしまったならば、戒律を破ってしまったことになります。
人の大切な秘密ですからそのことを漏らしてしまったならば噓をついてその人の信頼を裏切ってしまうことになります。それは大切な約束を破ってしまうことですからね。仏様とのお約束を破ってしまうことですから破戒です。大罪を犯した事となります。
私達僧侶はよくよく肝に銘じてそのような言動を慎まなければなりません。
あなたがおっしゃるようにそもそもお寺は昔から困る方の駆け込み寺でもあります。昔からセーフティーネットです。
困っている方やお子様や悩み苦しむ人々を救って差し上げる役割がお寺には備わっています。
ですから今現在でもそのような役割を担っていると私も思います。
迷い悩む苦しむお子さん達や皆さんがお寺に相談なさり、救われていくような流れや子供達や皆さんの心の中に芽生えていき、進んでお寺に行って相談できる環境になっていけば本当に善いと私も思いますね。
私もそして自坊もそのようなお寺になる様にと皆さんの助けになることができるようにと心から思います。
ご意見をありがとうございます。大変参考になります。私もこれからも精進して参ります。
そうですね、先ず守秘義務については寺院の過去帳を部外者に見せてはならないという決まりがあります。
それ以外については特別なものはありません。
ただし、カウンセリングなどの組織に属して活動しているお坊さんならカウンセリングの内容を部外者に漏らしてはならないという決まりはその組織で決められていると思います。
お寺が駆け込み寺になれたらいいのですが、お坊さんになるための修行ではそのような事に対応する知識や能力を身につけることはありません。なので、駆け込まれても困惑するお寺も多いのが現状だと思います。
しかし、最近お寺も変わりつつあります。このハスノハも生まれましたし、色々な支援活動をしているお寺の組織もあります。
学校に関しても従来のスクールカウンセラーだけでなく、スクールソーシャルワーカーも作られました。
こういった人達や親、学校、行政、支援組織、お寺、地域などで協力して子供を支援できるようになれたらいいなと思います。
質問者からのお礼
三宅 聖章様、お返事ありがとうございます。
そういうですよね…駆け込まれても…ということも現状なのでしょうね。
子どもたちのSOSを真っ先に受け止められる(受け入れられる)場所があったらなぁ…絶対守れる、その上、もっと気軽に話せる、そういう場所があったらなぁ…
と思って、いろいろ私なりに考えているのですが、なかなか良い案が出てこないです。
私自身は未婚で子どもがいませんが、(私の兄の子ども)姪と甥が現役の小学生です。
もし、二人が将来イジメにあったら…
私は二人を助けられるのか?
その前、まず「イジメられている」「助けて欲しい」と言ってくれるだろうか?
二人の住んでいる地域にも、やはり近くにお寺さんがあります。
もし、私や親、その他二人の身近な大人に話せないと思ったら、二人はそのお寺さんのお坊さまに相談出来るといいなぁ…などと思ってしまいます。
お坊さまの世界にも守秘義務のようなものがあることを教えていただいただけでもありがたく感じます、ありがとうございます。
また、良い案がお坊さま方の中から出てきた際には、お坊さま同士お話し合いをお願いしたく思います。
皆で子どもたちを守れる社会を作っていけると良いですね。
Kousyo Kuuyo Azuma様、またまたお返事ありがとうございます。
私1人の頭では不充分過ぎ、一生懸命フル回転させてみているのですが、なかなか実現可能な案が出てこないです。
経験を活かすことも出来ません。
情けないです…
もっともっと目一杯考えて考えて考えていかなければなりませんね。