娘が自死した理由が知りたい
はじめまして。50代の母です。
去年の夏、自宅の自室で娘が首を主人のベルトで首を吊り、ほかの部屋に家族がいる中、ひっそりと静かに亡くなりました。
まだ中学生でした。
当日の朝も普段通りでした。
私に冗談を言ったりしていました。
学校でいじめられていたわけでもなかったようです。
確かにわたし達の夫婦仲が良くない時期があったり、成績が下がったり、友人関係に悩んだ時期もありました。
思春期特有の反抗もありました。
でも全然気づく事が出来ませんでした。母親なのに…
同じ家の中にいたので、あと10分早く見つけてあげれば助かったかもしれません。
自殺は心の病と言われる方や、人にはタイマーが付いていて時が来れば何らかの理由で亡くなってしまうなどの説があったりするようですが、娘が自死を決意した一番の理由が何だったのか知りたいです。
娘に問いかけても答えてはくれません。
主人や兄弟にもわかりません。
あの子は今、幸せでいるのでしょうか。
私があの子にこれからしてやれることは何でしょうか。
もちろん精一杯の供養はするつもりです。
家にいて泣いてばかりではいけないと、外出しますが、何を見ても、何を食べても、何も感じません。
親として、生きてる間に幸せにしてやれなかった事が不甲斐なく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
あの子が悲しむかもしれませんが、一生元気にはなれないと思います。ただの抜け殻で後追いする決意にもなれず、カウンセリングや心療内科に行くつもりにもなりません。
ただ、寿命が来るまで生きるしかありません。
私がこんな状態ではあの子は成仏出来ないのでしょうか。作り笑いをしていればいいですか?
頭が整理出来ず、乱文で申し訳ありません。
生きていく意味を見失いました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
娘さんに寄り添ってあげましょう。
こんばんは。亀山純史と申します。
私自身、普段は別な仕事をしている関係で、このような遅い時間での回答になってしまうことをお許しください。
さて、自死に関してはまだまだ思索中の身ではありますが、今回のご相談を拝見いたしまして、不完全ながらも回答させていただきたいと思った次第です。
まず、自死した理由がわからなければ知りたいと誰しもが思うことは、至極当然のことです。これは理由を知ることで、故人の気持ちに少しでも近づけ、理解してあげることが出来ると考えるからでしょう。故人が何に悩んで、自死という選択肢を選んだのか、その心境に私たちは立ちたいのです。しかし、一方、自死の理由を知れば、必ずや、なぜそのようなことに気づいてあげれなかったのか、という自責の念にかられると思います。これは自死でなくても、愛する人の死に対して起こりうる、私たちの心の葛藤です。つまり、私たちは、自死した理由を知っても知らなくても、自死で愛する方が命を絶った事実による心の悲しみを埋めわせることはできないのではないでしょうか。
そこで、遺族にとって出来ることは、自死した人を敬っていくことではないかと思っています。決して、自死した人を責めてはいけないと思います。そこには自死の是非を問うのではなく、自死を選ばずにはいられなかった故人への尊厳、どのような理由であれ、そのような選択を選ばずにはいられなかった故人を認めてあげること、それが故人に寄り添う姿ではないかと思っています。
以上が私からの回答になります。そして、私からのこの回答が少しでもお役に立てればと思っています。
※漢字の訂正をいたしました。(2019.02.16)
娘さんは心安らかになられます
拝読させて頂きました。
娘さんが突然お亡くなりになられあなたは深い悲しみと後悔の中におられるのですね。あなたがそのように様々お悩みなさることも無理からぬことと思います。
あなたのそのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
娘さんが仏様に導かれて仏様のもとに生まれ心より穏やかに安らかになられますようにと心より仏様にお願いさせて頂き、娘さんを心よりご供養させて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
娘さんは必ず仏様に導かれて一切の苦しみから救われてこれから仏様のもとに生まれて心安らかになられます。そして円満なお心で安らかにご成仏なさります。
そしてこれからは仏様やご先祖様や先にお亡くなりになられた親しい方々と一緒に安心なさって下さり、あなたや皆さんを優しくお見守り下さることでしょう。
悲しみや深い後悔のお気持ちは消えないことでしょうけれどもその思いをそのまま仏様や娘さんに手を合わせてお伝えなさって下さいね。
あなたのそのお気持ちを全て仏様や娘さんは必ず受け入れて下さいます。そしてあなたや皆さんを優しく包み込むように守り支えて下さいます。
娘さんが何故お亡くなりになられたかはなかなかわからないかもしれません。心の病いにかかりとても苦しみ追い込まれてしまったのかと思います。
とはいえ娘さんはその人生を一生懸命に生き抜いていかれたのです。あなたや皆さんとのご縁に恵まれて幸せに生き抜いていかれたのです。
あなたがそのお気持ちを抱えていらっしゃるならば宜しければこの場所でもお気持ちをお聞かせ下さいね。
或いは例えば私も参加しています分かち合いの会などでもお話しをお聞かせ下さいね。
http://bouzsanga.org/share.html
あなたは決して独りではありません。あなた独りの責任でもありません。
娘さんはこれからもあなたや皆さんと一緒に生き続けていくのです。
どうかこれからも娘さんとのご縁を大切になさりながらあなた自身の人生を穏やかに生き抜いて下さい。
あなたはいついかなる時でもずっと娘さんにとって大切な方なのです。
これからを生きていきましょう。
最愛なるわが子の自死ほど辛いことはないと思います。まずは、ご冥福をお祈りします。
どうして自死したのかは、本人以外は分からないというのが本当かもしれません。実は、私の甥も25歳で亡くなりました。そして、お檀家の方の娘さんも数名亡くしています。月初めのお参りの会に顔をみせていたのに、月末に亡くなったということもありました。
私自身の力の無さを感じたり、ご家族にどのようにお話をすればいいのか悩みました。
死というものの捉え方も、そして生きるという考え方も、そのような経験から変わったようにも思えます。
今生、深い縁があり親子として生きてきました。それは今でも続いています。大切な家族を自死という形で、それぞれが経験したことにも深い意味があるのだと思います。
いろいろなことを無責任に言う方もいるでしょう。どのように声を掛けていいのか分からない人もいるでしょう。
経験された方にしか分からないことも多々あるでしょう。まなかさんにとっても同じです。
いつかは私たちも皆、この世を去ります。ならば、生かして頂いている間は、様々な経験をするのですから、ご自身で切り替えていきましょう。
成仏の問題は、別ですので、まなかさんがまなまさん通りに生きていかれればいいのです。もちろん、娘さんも同時に存在しています。
あの時、こうすれば良かったのに・・・後悔は先に立たずです。これからを共に生きてください。最後に、「なぜ?」は、この世を終わった時に分かるのかもしれません。でもそれでいいのです。
質問者からのお礼
大忍さま
ご回答ありがとうございます。
>>人の存在が掛け替えのないものであること。脆く儚いこと。
まさにその通りです。
居て当たり前の存在がいとも簡単に無くなってしまい、今はどうしたらいいか見当もつきませんが、娘が亡くなった理由を探し続けることは自分を責める材料にしかならない気がします。
娘の事を想いつつ残された家族とのひとつひとつの出来事を大切に生きていきたいと思います。
Kousyo Kuuyo Azumaさま
ご回答ありがとうございます。
>>娘さんはその人生を一生懸命に生き抜いていかれたのです。あなたや皆さんとのご縁に恵まれて幸せに生き抜いていかれたのです。
はい、娘はまさにその通り皆に愛され一生懸命に生きました。この世から居なくなってしまいましたがお互いに大切な存在である事には変わりないと思いながら生きて行きたいと思います。
分かち合いの会、いつか是非伺いたいと思います。
亀山さま
ご回答ありがとうございます、
>>
自死を選ばずにはいられなかった故人への尊厳、どのような理由であれ、そのような選択を選ばずにはいられなかった故人を認めてあげること、それが故人に寄り添う姿ではないかと思っています。
自死の理由はいつまでもはっきりとすることは無いと思いますが、娘の決断を尊重してあげること、今は幸せに過ごしていると想うことで寄り添ってあげたいと思います。
鈴木さま
ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなりました。
>>
今生、深い縁があり親子として生きてきました。
>>
これからを共に生きてください。最後に、「なぜ?」は、この世を終わった時に分かるのかもしれません。でもそれでいいのです。
短い期間でしたが親子で過ごした時間は宝物でした。
これからも娘と共に生きていきたいと心から思います。私が娘と会える時には「なぜ?」ではなく「やっと会えたね」と言うかもしれません。