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お金を使うときに感じる親への罪悪感

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有り難し有り難し 60

私は今年で社会人3年目を迎えます。
独身で、大学生の頃から一人暮らしをしています。

実家は金銭面で余裕がありませんでしたが、奨学金、授業料免除、親戚の援助などを受けながらなんとか大学を卒業することができました。
親の希望する安定した職業にも就けました。

きっと社会人になったら、自分の稼いだお金で後ろめたさを感じずに好きなことを出来るのだろうと思ったのですが、未だに罪悪感を感じます。

私をここまで育てるのにかかったお金を返さなければと思うと、自分の好きなことに使うお金はすべて親に渡さなければなりません。その親に渡すべきお金で、旅行などに行くことにとても罪悪感を感じます。

私の給与明細を見て、いいなぁとつぶやく親を見ると、今まで子育てで我慢してきた分私のお金で楽しく過ごしてほしいと思います。
しかしその一方で、自分の自由なお金が欲しいと思ってしまうのです。

今までたくさんの迷惑をかけておきながら、「自分のお金」に執着してしまっています。

親へお金を返さなければという気持ちと、自分の好きなことに気兼ねなくお金を使いたいという気持ちにどう折り合いをつけたらよいか、アドバイスをいただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お金より大切なモノはいつか見えてきます。

質問読ませていただきました。

今まで苦労して、しかししっかり顔を上げて前向きに頑張ってこられたんですね。
本当に素晴らしく、頭が下がる思いであります。

またご自身が一人前になってすぐ、親に恩返しがしたい、お金を返したいと思えるということは、親御さんと素敵な関係を築きながら、二人三脚でここまでやってこられたのでしょう。
まずは、その気持ちを忘れずに胸に刻んで下さいね。

さて、具体的に親にお金を返すことについてですが、親御さんはもりさんのその気持ちが嬉しく、ありがたいんですよ。
色んな方がいらっしゃるので一概には言えませんが、多くの親は「子供にかけたお金を返して欲しい!!」とは思っていないんですよ。自分の大切な子供が一人前になって、将来仕事について幸せに楽しく暮らす。それが1番の望みで、そこに見返りはないんです。
あえて見返りがあるとすれば、「私(親)のことをいつまでも好きでいてね!」という気持ちでしょうか。

ですから、「親にお金を返すというプレッシャーに潰れて今の状況を楽しめない・・・」というのは、ある意味で本末転倒であります。
かといって、何も返さないというのではもりさんの心は納得しないでしょう。
ですので、自分でルールを設けてはいかがでしょうか?

毎月決まった金額(それは一万円でも二万円でもいいと思いますが、ご自身の無理のない範囲で)を家に入れる。もしくは親御さんが受け取らないのであれば、親に何かあったときのために専用の口座を作って、そこに貯金しておく。
これを欠かさず実行すると、毎月のお給料からその金額を引いた分が自分の手取りになるので、その分でやりくりするのが当たり前になってきてあまり気にならなくなりますよ。

お金に苦労してきたなら、お金に執着してしまうのは仕方ないことなのかもしれません。しかし、今からたくさんの経験をしていくうちに、必ずお金じゃ買えない、お金より大切なモノがたくさん見えてきますよ。
若いときは自己投資の時期があってもいいと思います。今は焦らずに、あまり自分を追い詰めないで下さいね。

何か少しでも参考にしてみて下さいね!

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欲しいものより必要なものを

お金を使うときに躊躇するのは、大変結構な感覚だと思います。
あなたのおっしゃる通り、あなた一人がこの世に存在し続ける為に、しかも健康で文化的な生活を送ってこられた背景には、大きな大きな犠牲があったはずです。

社会人になり、あなたの汗水たらして稼いだお金は、たしかに自由に使う権利はあなたにあります。それでも、一丁前に稼ぐことができるまでに育ててもらったという親への感謝の気持ちがあるならば、やはりできるだけ浪費は避けるべきでしょうね。

欲しいものばかりを買わずに、できるだけ必要なものを必要なだけ買いましょう。

そして、これは私からのお願いでありオススメの仏道修行なんですが、買い物のおつりを1円でも5円でもいいから、できるだけレジのところにある募金箱に寄付する事に心がけましょう。

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【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談して...
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質問者からのお礼

【転落院 様】回答していただき、本当にありがとうございます。
これからは浪費を避け、お金を使う際にはよくよく考え後悔のないようにしたいと思います。
必要なものを必要なだけ買う、まさに私の理想とするお金の使い方です。
そして、教えていただいたとおり、募金箱を見かけたら少額でも募金するようにします。
【藤川 誠海 様】
藤川 誠海様のご回答を読み、私はお金ばかり見ていることに気が付きました。
両親は、お金ではどうすることも出来ない苦労もたくさんしてきたのですよね。
月に決まった額を親に渡すことに加え、これからは親への感謝を行動で伝えていくことも忘れないようにします。お金ではないものにもっと目を向けていきます。
回答していただき、本当にありがとうございました。

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