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無責任で弱い自分が嫌です

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有り難し有り難し 11

嫌なことや面倒なことは途中で投げ出してしまう癖をなんとかしたいです。

インターンやNPO、市民サークルなどで、仕事を任されてても、面倒だな、という気持ちが勝って、途中で辞めたりフェードアウトしたりしてきました。

上の例はまだ有志の活動ですが、会社勤めでも行き詰まってくると途中で投げ出したい衝動に駆られます。自分が事故にあって休まざるを得なくならないかな、なんて馬鹿らしいことを考えます。

そのくせ、今まで投げ出したことについてはモヤモヤが残って、数年経っても思い出し後悔します。他人に迷惑をかけたであろうことも、そうでないこともです。

そんなことなら、きちんと始末をつければいいのに、自分の無責任さ、弱さが嫌です。社会不適合者かな、なんて思ったりもします。

出来ないことを抱え込んだり、自分のモチベーションをコントロールできないのに、ズルズルと状況を変えられないことに原因があると、自分では思います。

この様な弱さをどう克服するか、または弱さとどう付き合っていくべきか、ご教示頂きたいです。また、今までのモヤモヤを心の中でどう処理すべきかも教えて頂けたら幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

小さな成功体験を思い出す。

ぴぴん 様 相談ありがとうございます。

途中で投げ出す癖を何とかしたい、のであれば
子供のころから、何かしらの成功体験・充実感・達成感を得たものを思い出してみましょう
小さなことでいいんです。
部屋の掃除ができた時、嫌いなものを食べることができた時
初めて泳ぐことができた時などなど
思い出してみて、その時の達成感や感情、感覚を取り戻してみましょう。
どんな感じでした?そしてどんな気持ちでした。
心に深く感じて、長くじっくり感じて、その感情で、
目の前の出来そうな事から取り組んでいきましょう。

そしてもし、とても出来そうにもないような仕事や有志の活動を引き受けてしまったら
小さな成功体験の感覚、感情を、雰囲気などよく思い出して
できる、やれるとまず思う事。そして一人でやろうとせずに、協力者を得ること
「誰か助けてください」とすぐに声を上げることで、克服していってください。

日常生活の小さな成功体験(他人は当たり前と思うことでも)を
感じること、その感覚を常に持つ事で、
過去のもやもや感も消えていきます。
過去の中途半端な体験は、今から克服できることの準備だったんだと思えてきますから
小さいなことから、自分はできるんだ!という事を積み重ねていってください。

大丈夫、弱さは克服できるでしょう。
弱い、中途半端と思い込んでいるあなたが、粘り強い、達成感の持てるようになると思い込むようになるでしょう。

参考までに。
お読みいただきありがとうございました。
一礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

ご回答有難うございます。
小さな成功体験、本当に小さくて、自己満足のようなものなら、沢山あるような気がします。
少しずつでも実践したいと思います。

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