お坊さんのお経と読経について
法事の時にいつも思うのですが、お坊さんは一体幾つのお経を覚えているんですか。修行の卒業(?)までに幾つ覚えるとか決まりはあるのですか?うちは曹洞宗ですが、3人くらいお坊さんが来られる時のお通夜やお葬式で、打ち合わせとかないのに、みんなが息を合わせてシンバルや太鼓みたいのや鐘を「チーン、ドーン、シャーン!」とゆっくりしたり早くしたりしながら鳴らすのがタイミングがぴったり合っていて間違えないのがすごいと思います。
あとお通夜などでご高齢の方丈さんなんかが30分以上もわりと大きな声でお経を唱えているのに呼吸のための肩がほとんど動きません。お経を読むときの特殊な声の出し方や呼吸の仕方があるのでしょうか。
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私は浄土宗ですが
まず日常勤行式という江戸時代にできた差定を覚えることから始めます。そして、修行を通していろいろなお経を覚え短ぽいお経は暗記します。うちは阿弥陀経でさえ暗記させられました。(結構長い)ただ、基本お経は経本を持って読むのが基本です。今の経本はフリガナがついてますし。
お葬式の鳴り物ですが、修行の中で仕込まれます。で個人的に練習します。合鉢(シンバルみたいな)のなら仕方が難しいです。ピンジャンポンと鳴らしますが、ピンは引鑫(小さいかね)ジャンは合鉢ポンは太鼓(正式名称忘れた)ですね。ピンとポンは楽なのでまだ最初のうちはそれで慣れた人が合鉢でしょうか。田舎なので派手にならすので。鳴らし方が難しいのです。
タイミングに関しては、修行で慣れれば合うようになります。法式といいますが、
お経のあげ方や鳴り物の叩き方は学べば自転車乗るみたいに忘れないものです。
じゃらんぽんとうちの地方では俗に言いそこからざらぼは葬式のことです。また豆腐と油揚げの味噌汁のことをざらぼ汁といいます。
発声に関しては腹式呼吸を徹底しています。修行で声出しますが、私はそれでのどつぶしました。
声出すからか坊さんはカラオケが好きだったり、うまかったりしますね。
質問者からのお礼
大忍貫道様、ご返答ありがとうございます。プロピアニストと同じイメージのように感じました。お経を覚えるということは、ピアニストがコンサートで当たり前のように色々な曲を何十分も暗譜で弾くのと同じような感じに思いました。あとドンシャンチーンの息の合わせ方は、ピアニストがオーケストラと共演するするときに、ぴったりと息を合わせるような感じでしょうか。読経については、朝から「腹から声を出せ!」と怒鳴られてシャウトするなんて体育会系ですね。大変だったと思いますが、なんだかくすっとしてしまいました。ありがとうございます。