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生きている実感がない

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私の妻の話ですが、うつ病を発症して10年になり、安定:不安定=2:8の割合でなんとか暮らしています。

先日も、処方されている薬を大量に飲み、自殺未遂をしましたが、今回も命に別状はありませんでした。

そんな妻が言うには「楽になりたい。生きている実感がない。このまま暮らしているのは、生きていても死んでいるのと同じ。なら、迷惑をかけないように、いっそ死んだほうが良い。生きるなら生きるで、生きていてる実感が欲しい。」

とのこと。

実際、先の自殺未遂以来、歩くのもふらふらしている状況で、今まで行っていた洗濯や台所の洗い物をしていない状態ですし、それ以前に食事も夕食の1回しか食べなくなっています。
朝食は、一緒に食べない私にも責任があると思うのですが、簡単な昼食を用意しても口にしなくなりました。
「体調が悪い」とのことです。

生きる実感についても、私が提案したことは、「めんどくさい。たいへん。きつい。」など、却下されることもしばしばです。

本日、妻の誕生日を迎えているのですが、それでも楽しい話題には、なかなかなりません。

すべてのことに興味が薄れている状態のように感じています。
このような状態の妻に「楽しめること。生きている実感」を伝えるにはどうしたらよいでしょうか。

よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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【来談者中心療法】by ロジャーズ

【カウンセリングの三原則】
①傾聴 ②共感的共有 ③肯定的配慮

こちらがどんなにクライアントの考えや言い分が間違っているとわかっていても、相手は渦中の主人公であるが故になかなかそれには自力で気づけません。おい、おまえは間違っているぞ!! もっとこうすればいいのに、こうすれば話が早いのに…と逸る思いに駆られ、ついつい口を出したり手を出したりしたくなるのが人情ですが、そこはちょっとガマンの子。ちょっとこちらも歯がゆい思いをしなければなりませんが、どんなに不適切な発言をしても、そうか、そうか、とひたすら聞いてやってください。「死にたい」あるいは「殺したい」など極端な発言にも、そうか、そうかとひたすら聞いてやってください。

いつになるかわかりませんが、奥様が自分の発想や発言にアレ?と思うようになった時にはじめて助言が響くと思います。ご自身のもっとも身近で身内の者が、自死をほのめかしている以上、焦る気持ちの禁じ得ない部分は大いにあると思いますが、何卒こらえて付き合ってやってくださいませ。

<追記>
お返事ありがとうございました。
①は一番簡単そうでなかなか難しいものです。ましてや身内の相手となると余計にそうだと思います。ちなみにプロは「うん、へー、それで?」だけで何時間でも会話を繋げられるそうです。
②の注意点として、共感的な態度と【同調】はまったく別物であるということをよく理解しておく必要があります。
③は②とも関連しますが、あくまでも「肯定的なリアクションに努めよ」ということであって、肯定せよ、言うとおりにせよ、という意味ではありません。例えば「死にたい」という発言には対し「死んではダメだ」とも「死ねばいいじゃん」とも言わず、「そうか。今、苦しいんだね」「すごく苦しいよね」という言葉の返し方や、態度を取ってねという事です。喧嘩腰でも柔らかい物言いでも、結果として売り言葉に買い言葉になって相手の言葉をいちいちひっくり返していくと、相手をいよいよ追い詰めてしまうことになりますので、努々気をつけねばなりません。

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質問者からのお礼

お礼が遅くなり、申し訳ありません。
①は、やっているつもりで、できていないのでこれからも頑張っていこうと思います。
②は、妻のほうに引っ張られてしまうので、妻以上に自死したくなる時が多く困った時期がありました。自分には、まだ行う力がないのかなと思っています。
③は、妻の発する言葉の多くが「死にたい」なので、これを前向きに肯定することが自分にはできません。

いずれにしてもお医者様などの専門家の協力を仰ぐしか方法が思いつきません。現在受診しているお医者様にも相談してみることにします。

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