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無職の自分

回答数回答 2
有り難し有り難し 62

無職の自分に悩んでいます。
中学に入る前に病気(精神障害)に罹ってしまい、
入学こそ出来ましたが
普通に学校へ通う事は出来ず、
中学を卒業後は家から出られなくなり、
外出にも苦労が伴う様になりました。

周りからは理解されない事もあって、
無職である事から軽蔑される事もあり、
自分に自信が持てなくなってしまいました。
今では朝起きた時やご飯を食べる度に「今日も生きてしまった」「ご飯を食べていいのだろうか」と罪悪感が湧く様になりました。
世間でも無職やニートはよく思われていないと思うので
胸を張って生きていけません。

お坊さん。どうすればいいですか?
世間を気にせず生きるにはどうすればいいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

食生活、規則正しい生活、適度な運動で生きる気力UPを☆

 私も20代の頃、自信を失い、生きる気力を失い、未来に絶望し、何をしても楽しくない、楽しめない、そんなつらい時期がありました。そんな時に私を救ってくれたのは読書でした。どん底の人生から何度も立ち上がった人の話や、生き方指南の本を沢山読むことで、自分の心持ち一つで人生を大きく転換できることを知ったのです。

 洋一さんはまだまだお若いので、無職でいる時期は自分の好きなように時間を使えるチャンスでもあります。今はインターネットで(良い情報ばかりではありませんが)色んなことを知れる本当に良い時代ですし、本屋に行けば面白そうな本を立ち読みだってできます。(ネットの情報より、やはり本をオススメします。読書は確実にあなたの世界を広げてくれますよ。)

決して
無職=ダメ人間でなはいのです。

むしろ
無職=無限に広がる可能性のある人生に気づける人間

だと捉えてみてはいかがですか?

 自分は何に興味があるのか、自分の好きなこと、夢中になれることを見つけることができる、素晴らしい機会の中にあなたはいるのですよ☆
すぐに見つからないかもしれませんが、もし洋一さんが、これだ!と思えることに出会えて、それに夢中に取り組むことができれば、自ずと生き生きとしてきます。それが自信につながります。

 無職、ニートから立ち上がり、社会的に成功している人は沢山います。
そういった人を見つけて話を聞く、本を読むことをオススメします。

 しかしながら、本を読むにしても、何かを調べるにしても、興味の持てるものを探そうにも最低限の気力、生命力がなければそれすらやる気にもなれないことがあります。

 「心身一如」という言葉がある通り、心と身体は繋がっています。
心を元気にするにはまず身体を元気にすることが近道とも言えます。

 ありきたりに聞こえるかもしれませんが、バランスの取れた食事、規則正しい生活、適度な運動によってこれは驚くほど改善されます。

 逆に言えば身体が非常に健康であれば、心は病みようがないのです。

 そんな、「心と身体のつながり」について調べてみるのも初めの一歩かもしれませんね☆
応援しています!

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有り難し
おきもち

赤坂陽月(あかさかようげつ) 即興音楽家/僧侶 口から出るあらゆる...
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あせらず生きれば道は開ける物事の捉え方や考え方次第では?

若いうちに精神障害で学業をあきらめなくてはならなかったとのこと、悲しいことですね。私も精神障害がありますが、私が精神障害を疑ったのは小学校6年(1984年の話)の時で「将来は精神病院(今の精神科病院)に行くんだろうな。」とは悲観的に漠然と思っていましたし、小学校入学の頃(1979年の話)から問題行動の多い今でいう発達障害のあった子供ではありましたが、何とか大学まで行き、本山で修行までできたのは、家族の理解もあったのか病状が軽かったのか何が幸いしたのかわかりませねんが、お仏飯を言叩いて育ったからでしょう。お仏飯を頂くとは仏さまにあげたご飯をお下げして温め直して食べることで、またお米を朝炊飯器で炊いたとしてもまずそれは仏様に備えてから頂いていました。そもそもがその米がお仏供米(おぶっくまい)といいまして、檀家から頂いたものです。それを頼まれれば、位牌堂がその当時建設前でしたが、本堂の裏に三段にもなって檀家の位牌があってあと書院の廊下も位牌檀があって50個くらいあげていましたね。仏様自体は阿弥陀様三尊と開山上人とお釈迦様の苦行像と位牌檀の仏様にあげていましたから全部集めると家族6人の夕食分くらいはあったのです。夕食のご飯はなんか線香臭かったのをいまだに懐かしく思い出します。そしてその後大学2年の時に自分から精神科にかかりました。その当時は精神科は敷居が高く、今のように気軽に書かれる時代ではなかったですが、大学病院の精神科が初診でした。(1992年の話です。)その後から精神科のクリニックが東京にもでき始めてそこに転院しましたが当時はまだあまりいい薬がなくってね。私も大学4年の時(1994年の話)引きこもりになりましたよ。妹と一緒に暮らしていたので妹に面倒を見てもらいましたが、昼夜逆転が酷く、卒業論文も論文指導に行けず独学で書いて提出だけしたので、口頭試問の時に「これは卒論指導を受けましたか。」とか「読めないところがある。」とか「善導上人って何か意味があってのことですか?」(本当は善導大師)とかかなり突っ込まれましたが、「あなたのやりたかったことはあなたの寺の開山の一向上人なんですね。立派なお坊さんになってください。」と言われたわけではないですが、通してくれました。

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おきもち

浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)...
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質問者からのお礼

お二人とも回答して下さりましてありがとうございます。
お二人の回答から活力を頂きました。
以下、個別にお礼させて頂きます。

赤坂陽月さんへ
心身の健康を維持する為にも正しい生活を心がけようと思います。
今はネットがある時代なので、ネットの方をついつい見てしまいがちな自分ですが
読書する事も大事だと回答を見て改めて気づきました。
自分が夢中になれるものを探してみます!応援ありがとうございます。
自分への捉え方も変えてみます。

鈍阿さんへ
今は焦る事はせず、今出来る事を着実に行っていこうと思いました。
物事の捉え方や考え方も変えて、自分なりに道が開けたらいいなと思います。
鈍阿さんの人生まで教えて下さりありがとうございました。

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