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変われない私

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有り難し有り難し 6

他人を変えることは難しいこと。
だから、自分が変わらなくては…と思っています。

夫の嫌なところばかり見てしまいます。
「自分以外はみんな馬鹿」と思っているようなタイプで、無駄にプライドが高いのか、注意や文句は聞き入れません。

だから、私達夫婦は喧嘩にもなりません。
私が何か言おうものなら、あからさまに不機嫌となり、数日会話が無くなります。

決して謝ることはありませんし、私の機嫌をとろうとすらしませんので、言う気も失せますし、私も腹の虫がおさまりません。

私が変わろう。私も感情的に訴えてしまったのがいけなかった。
この人には注意という形ではなく、日常会話の中で具体的に分かりやすく「こうしてもらえると嬉しいな~」と伝える方法にしました。

それは良い方法だったと思うのですが、私の中に押し込めていた怒りが、最近沸々と込み上げてくるのです。

つい先日、本当に些細なこと(とはいえ私にとっては大きな出来事)で私は感情的に怒ってしまいました。
「これはやらないでね」と2度もお願いしていたことを夫がやってしまったからです。

腹が立つやら呆れるやら、これはハッキリ言わなきゃ駄目だと思ったのですが、夫は当然謝ることもなく、自棄を起こし、夫自身が大切にしていた物を捨ててしまう始末。

この件については、私は夫が100%悪いと思っているのですが、そこまで自棄を起こさせてしまったことを申し訳なく思い、それについては謝罪したのですが、夫からはやっぱり「悪かった」の一言もなく、今ではその夫の自棄も、文句を言った私への当て付けか?と思うようになり、より一層夫への怒りを大きくしてしまっています。

夫を受け入れ、自分が変わる。
もう私には無理なのかもしれません。
でも、私は今の家庭を守りたいのです。

怒りは我慢していたら、時間が解決してくれると思っていましたが、考えるほどに怒りが強くなり辛いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

追記 何度も考えるから何度も腹が立つ

思い出すから腹が立つのです。
何度同じことを考えても、過去は変わりません。
今考える必要のないことは今考えない、というのを意識しましょう。
そうでないと、精神的にまいってしまいます。
仏教では執着が悩み苦しみにつながると考えます。
過去のできごとへの執着、思考への執着、「夫にこんな人間になって欲しい」執着、「離婚したくない」執着など。
少なくともどれか1つを手放さないと、ストレスはなくなりません。
以前の質問でも旦那さんへの不満を書かれていました。
そこまでして離婚しない理由は何でしょうか?
人生に良いとこ取りはありません。
何かを得るためには別の何かを捨てなければならないのです。

追記
3月9日

良かったらまた、愚痴を書き込みにいらしてください。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
「今考える必要のないことは今考えない」
私にはとても大切なことのように思います。
難しいと思いますが、実践してみます。
心が軽くなるようなお話をありがとうございました。

私が夫との離婚を選ばないのは、確かに夫への不満は多々ありますが、夫を恨んだり憎んだりはしていないからです。

私は今専業主婦で子育てのど真ん中にいます。
人間関係も狭く、「ちょっと聞いてよ~!うちの旦那ならさぁ…」と、腹に溜まる前に愚痴を吐き出し、「分かる分かる。うちもさぁ~」と共感してくれる友人が居ないことが、いつまでも悶々と考えたり、思い出したりしてしまう原因の一つかもしれない、と今思いました。

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