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怠け癖を治すには

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有り難し有り難し 14

昔不登校だったことがあるせいで、怠け癖がしっかりとこびりついてしまっていることに悩んでいます。
怠けて勉強していないと、脳がさびついて勉強が大変になるので、それがより怠け癖を加速させて…という負のループに陥ってしまいました。
なんとかこのループから抜け出そうともがいてはいるのですが、酷く疲れるばかりでなかなか前に進めず、今度は努力できない自分に対して自己嫌悪するようになりました。
自分の将来が不安で仕方ないです。
こんなどうしようもない自業自得の悩み、他の人には話せないので吐き出させて頂きました。
何かお言葉をいただけるとありがたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

思考の堂々巡りを減らす(時間の有効利用)

怠けは誰にでもある煩悩です。
小銭を手からこぼしてしまうときなども、集中していない、怠けの煩悩が発生しています。
今考えなくてもよいことを考えてしまい、今考えるべきことを忘れてしまう、念が抜けてしまうのです。
まずは、思考の堂々巡りを減らすことから始めてはどうでしょうか。
「今日の晩ご飯は何かな」と一回考えても、十回考えても、百回考えても、答えは出ません。
だったら、一回しか考えない方が、時間を有効利用できて、脳も疲れません。
「晩ご飯何かな?」が何回も頭に浮かぶ場合は、たとえば、「お母さん、今日の晩ご飯は何?」と尋ねれば、答えがわかります。
今ある情報の中で百回考えても答えが出ない問題でも、ちょっと行動して新しい情報を入手すればすぐ答えが出る場合があります。
同じことを何度も何度も考えてしまう場合は、
考えるのをやめて棚上げする(他に今考えないといけないことを先に考える)か、
新しい情報を得るために行動するかのどちらかにするのです。
勉強しないといけないけど、昨日のテレビ番組の録画が気になる。
録画のことを十回気にする間にも、数十秒ロスタイムになるかもしれない。
だったらいっそ、勉強の前にさっさと録画を見てしまう方が良い場合もあります。
どうせ近いうちにやらなきゃならないなら、今やっても良いじゃないか、という考え方も良いと思います。

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