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感情の出し方

回答数回答 1
有り難し有り難し 27

初めまして。私は今専門学校1年生です。

親が良く言われるのですが。
幼稚園の頃は感情豊で我儘だったみたいなのですが、大きくなるり連れ感情を出す事が少なくなり

今では自分の意見を出すのも怒りの感情を出す事も無くなってしまったみたいなのです。

自分からしてみれば、意見も出していますし怒っていると思っているのですが。
私はどうすればいいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「微笑」(みしょう)

それも感情のあらわれの一つですよ。自分の気持ちをあまり出したくない感情だってあってイイのです。
怒ったり、大笑いしたり、心が乱れるのを好まない人だっているはずでしょう。
いわゆる【感情的】ではないですが、喜怒哀楽をいつもやらなくてもいいのです。
でも、ちょっぴり笑えるようになって下さい。
お寺のお線香で「微笑」(みしょう)という高価なお線香があります。
その香りをかぐとうっすら笑いを浮かべる程です。
ご家族の誰かのご供養に買ってあげてください。
結論は、無理に笑ったり怒ったりしなくていいという事。
だけど斜に構えてクールを気取らなくてもいいという事。
自分が自分のままでイイんです。
何も面白くないのに急にケタケタ笑いだしたら、アタマおかしいでしょう?
反対に怒ることは男子の中ではカッコいいらしいみたいですが、自分も相手も傷つく感情です。
感情は自分をいい状態に保つのに役立ってくれますが、悟りを得られた方々は何もいつも極端に笑ったり怒ったりはしません。あなたのように穏やかです。
自分の穏やかレベルを測定してみてください。
ただ黙っている沈黙もアリ。本当に心静かな沈黙もアリ。
作り事や装いの無い沈黙はとても安らかです。
沈黙にも上質があるのです。
人間本当に力が抜けて安らかであるとうっすら笑みを浮かべているようにすら見えるものです。
それが「微笑(みしょう)」。悟りの心。安らかな心です。
自分の心は誰でも自分の好きな状態に出来ます。
ゆずにもとってもいい香りがするタイミングがあります。
青ゆずには青ゆずの良さ。黄ゆずの時期には黄ゆずの時期の良さ。熟せば熟した時期の良さ。
微笑ある沈黙を愛せる大人になってください。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

心が少しスッキリしました。
ありがとうございます。

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