不安な心境
はじめまして。私は現在大学生で部活動に所属しています。
一度部活を続けるのが困難になり辞めましたが、いきなりやめてしまって残された人のことが気になり戻らせていただきました。しかし、また部活動に行けなくなってしまい一ヶ月ほど引きこもっています。
悩みは人間関係です。私は同期が傷ついていることを知らずに、いじめを見逃してしまいました。その後自分はいじめられている同期に対して献身的に接するように心がけたつもりが、許してもらえず、彼は部の施設の壁やドアに向かってあたり始めるようになりました。私はその音を聞くと、心臓が高鳴り不安になってしまいます。また彼は自分に対して殴るや殺すなどという言葉を言って自分のせいだと思っても辛いものがあります。最近は怖く部活に行こうとすると具合が悪くなり引きこもっています。よって私と彼に与えられた仕事が間に合わなくなり私のせいで彼に迷惑をかけ同期全体の評判を落としていると思います。私の体調不良は自分が部活を辞めたい心からくるのではないか、そのためにその原因をいじめられていた同期においているのではないか、また一度戻らせて頂いたにもかかわらずこのような考え方をしていると思うと自分の考えが信用できません。この質問自体も自分勝手に着色しているのではないかと不安です。
私はこのままだと部活の活力を奪い部を崩壊させてしまうのではないかと不安です。
最近は消えていなくなりたいと思いほぼ毎日自殺を考えています。しかし自分を変えようとする心も現実と向き合う心もありません。人から恨まれているでしょうが、殺されてしまっても文句は言えないと思います。
自分のことしか考えることのできない愚か者の質問ではありますがどうか楽になる方法を答えていただけると幸いです。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなた自身の被害者意識や喪失感も自分を苦しめる煩悩としる
仏教とは、自分の煩悩から救われる教えでもあります。
あなたはあなたのしてしまったことや、彼からあしざまに言われていることや、その時の嫌な印象から似たような体験をすることで負のリアクションが生じています。
あなたの身心の話をします。
この体というものは、一度体験したことをどこかに記憶しているといいます。
ですが、似たような体験を今日新たに体験したとします、体験するとします。でも、それはもう、その時のものではないという事は頭でもわかるはずです。
あなたは、その過去の負の体験を脳内リメイクしているだけと知りましょう。
「また、あのような思いをするのではないか。」
「また、嫌なことがまっているのではないか。」
「また、どうせそうなるに違いない。」
自分を守るために必死になって抵抗している。
でも、それは正しい認知とは言えないのです。
必ずしも現実は不運が待ち受けているわけではないからです。
不運と不幸とは違います。
過去の体験と今日の今からする体験は全く別物です。
あなたが想いこんでいる世界と、今日新たに起こる事実、、今新たに起こっているあなたが今体感していることはまるで別物です。
私も本堂でお経をあげていたら地震があり、テレビをつけたらイチロー選手の引退会見がありました。まったく予測不可能です。
予測不可能という事は有り難いことなのです。
あなたの思い込みとは無関係だからです。
これを正しくは一切皆苦というのです。
苦しみではなく、予測不可能であり、あなたの願望や要求とは無縁であるという事。自由であるという事です。解放された事実がそこに待ってくれているという希望に満ちた世界が一切皆苦、諸法無我、諸行無常、涅槃寂静の真意なのです。
そこに人の見解を伴わないという事です。
この身心の体感事実は一秒一秒、確実にあなたの意志や願いや思い込みとは無関係の事実。
無垢清浄にして、常に新たな誰も触れたことのない「前人未踏」なる世界なのです。
あなたは今日、新たにそこを踏み出すべきです。仮に機能歩んだ道であっても、今日そこを歩むとき、その時は昨日のそれとは違う。風が吹いているかもしれない。優しい太陽が注いでいるかもしれない。
あなたの今後の人生の為にも、自分の心を学ぶべきです。
参禅をして自身に向き合い、思いに騙されない人生を歩むべきです。
人生には自分を学ぶという時間は必要なのです。
質問者からのお礼
返信ありがとうございます。
自分はすぐにこの返信を理解できなかったので理解できるまでまずは繰り返し読んでみたいと思います。
追記
丹下覚元様 部内で起こっていることに対し自分の考えていることが、自分を苦しめていると認識しました。
世の中で起こっていることをそのまま起こっていることとして認識していきたいと思います。
まだ部活に戻るかどうか、自分の中で結論が出せずにいますが決断して早く行動に移していきたいと考えています。