hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

不仲な父の急病について。

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

初めまして、父との関係について質問させていただきたく投稿しています。よろしくお願いします。

私は30代女性です。
就職を機会に新卒で家を出て、2年前、転職を機会に実家へ帰ってきました。それまでは父と良好な関係だったと思うのですが、女性の身で社会の荒波を経験したからでしょうか。実家では父の母への態度(例えば、母が嫌がっているのに嫌がらせのようにちょっかいをかけたり、顎で使ったりする。また、母はいつでも父の顔色を伺うような、年齢的に仕方ないからと言われる男尊女卑的な立ち振る舞いです)に苛立ちを募らせていました。つい一ヶ月ほど前には、些細なことから父と口論になり「ここは俺の家だから、従えないのなら出て行け」と言われ、勢いのまま家を出る決意をして、物件を決めました。新居の住所等は一切教えず、盆暮れだろうとなんだろうと、二度と顔を合わせるつもりはありません。秘密裏に引っ越し作業をつづけていました。しかし、先程。父が緊急の入院と手術をすると母から聞きました。命も危なかった、みたいな話しも聞きました。
正直な話し、どうしていいのかがわかりません。
気持ちはまだ父への怒りに燃えていて、顔も見たくありません。私は父がいなくても生計を立てられますし、父の立ち振る舞いはどう考えても絶対に許せません。しかし、ここで何もしないのは他の家族からの体裁が悪いし、なによりいつかそれを後悔するかもしれません。それが不安です。繰り返しますが、今でも心は父への怒りに燃えています。
一般論ではこんな時、会いに行くべきとはわかっています。でも、父への怒りを抱く心に無理を強いるのもつらいです。こんな時、どういった心構えで、どんな行動をしたらいいですか?
ご意見、よろしくお願いします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悔い改める最後のチャンスをあげる

怒りの煩悩は、悩み苦しみ・ストレスの原因になります。
ですから、できれば怒っていないような行動をした方が無難ですよね。
たとえば、仮に心で怒っていて誰かを殴りたいときも、怒っていないかのような態度で殴らずやり過ごした方が、殴って犯罪者になるよりはずっとマシでしょう。
なので、心の中でお父さんに対する怒りがあっても、怒っていない人がするような行動をしておいた方が、自分や他人の悩み苦しみが減ると思います。
そのためには、あなたは、プライドの煩悩(自分のキャラに執着)や、怠けの煩悩(変化したくない・腰が重い)と、闘う必要があるでしょう。
まぁ、お坊さんとしては、一応上記のような回答をしておきます。
ただ、お父さんが暴力やモラハラなど、度を超した悪い態度をしている人なら、あなたやお母さんの身を守るため(ある意味正当防衛)に、お父さんに関わらないようにすることも仕方ないと思います。
危険性がないな、お見舞いくらいは行ってあげるべきだと思います。
「悔い改める最後のチャンス」をお父さんにプレゼントしては?

{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございます。
たしかに、自分の中に「冷静で誰にも乱されたりしない自分」がいるのを感じます。
父は、これから悔い改めることなんかなく、ただ病と薬の副作用に苦しめられるのだと思います。
自分でもどうしていいかわからず、すみません

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ