苦しみが軽くなる方法
僕は今胃腸の状態が悪くて薬を飲んでいます。発症してから1年以上経ちます。薬を飲んでもお腹が苦しいです。薬では解決出来ないみたいです。仏教的には苦しみはどうしたら軽くなりますか?どうかアドバイスをお願い致します。
欲は何もありません。執着はしつこい所があるかもしれません。怒りは怒る気力もないです。迷いはいつも迷っています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
何かしてみることかもしれません
仏教ってナニ?と問われるといろんな答えがあるのでしょうが、かならずどの教科書にものっているお経の言葉があります。
諸悪莫作 もろもろの悪をなすことなく
衆善奉行 もろもろの善を奉行す
自浄其意 みずからその意を浄くする
是諸仏教 これ諸仏の教えなり
これは七仏通誡偈という有名な教えです。悪いことをしないことにより善を行うようになりかつ心が浄められる。善を行うから悪をなさなくなり心が浄められる。自らつとめて心を浄めるから悪をなさなくなり善をおこなうようになるということで、三つあるように見えますが実は三つがセットになっており一つなんです。
つまり何かやってみることによって精神にもよい影響があるともいえるんですね。心の命令によって体が動き口が動くのだけど、行動によって心が変わる。まず行動してみましょう。
私はhasunohaのなかで、自分が子ども食堂をやっていることを何度か書いています。あなたにも何か縁のある活動があったらそれをなさったらいいのでしょう。うつ病ということでそれが難しいのでしたら縁のある方々に優しいことばをかける、暖かい態度で接してみる、それも難しいなら、皆さんの平安と幸福を心のなかで願う、などから始めてみては如何でしょう。
夢中になれるもの
たとえばテレビゲームでも良いのです。
夢中になれるもの、集中・没頭できるものがあれば、意識がそちらに向くので苦痛を忘れられるかもしれません。
お坊さんは正座をする機会が多いですが、法事のときなどは、正座しながらも礼拝(おじぎ)する場面などがあって動くので、しびれることは少ないです。
しかし、私の場合はしびれより、膝の間接が痛くなるのです。
だから、正座する場合でも、微妙に体重移動したりしています。
しかし、「スプラトゥーン」というテレビゲームをやるときだけは、膝の痛みも忘れて同じ体勢で正座しながらゲームをしてしまう場合があります。
子供のために買ったのですが、私もはまってしまいました。
ゲームに夢中になって、膝の痛みを気にしなくなるのです。
ゲームは一例ですが、スポーツでも読書でも、集中しているときは肉体の痛みを忘れたり、後回し(痛みに気付いているがかまわない)にできたりします。
意識は同時に二つのことをできないのです。
すごいスピードで切り替わるから、同時にやっているような気がしますが、たとえば音楽を聴きながら読書のとき、音楽に意識が向いているときは読書を忘れている(目は文字を見ていても意識は上滑りしている)のです。
質問者からのお礼
回答ありがとうございました。共通した部分としてはやはり何かやってみるべきなのですね。今の自分は何かをしたいという意欲がなく、気分転換にお笑いを見たり、音楽を聴いたり、動画を見たりしてみるのですが心から楽しめない自分がいます。でも周りに優しく接するとかみんなの幸せを願うことは出来そうなのでやってみます。スプラトゥーンした事ないけど興味が湧きました。いつかしてみたいです。アドバイスありがとうございます。