hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

父の死から立ち直れません。

回答数回答 1
有り難し有り難し 19

初めまして。よろしくお願いします。
2年前に79歳だった父が仕事中に脳梗塞で倒れました。緊急病院で治療をしてもらい一命をとりとめたものの生まれつきの心臓に欠陥があり手術は無理とのことでした。覚悟をしてくださいと言われ去年の9月に81で亡くなりました。
わかっていたものいざ亡くなると父の魂はあっても肉体がないから父のいない寂しさから立ち直れません。
こんなんじゃいけないのもわかっていますが父の側に行きたいんです。死は恐くありません。父に会えるなら今でも死ねます。

菩提寺は浄土宗です。
父は今何をしているのでしょうか?一人で先に逝ってしまい悲しいです。
毎月父のお墓参りは行っています。家に位牌と遺影はありますがやっぱり肉体のない父に会えないのは辛いです。毎日泣いても泣いても辛すぎて
どうしたらいいのかわからなくて。
死ねるなら死にたいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お父様はお浄土からあなたに働きかけています。

カーネーションさん、ご質問ありがとうございます。

お父様がお亡くなりになって、悲しみを背負っておられるのですね。

ご宗旨が浄土宗ということで、あるいは少し違いがあるかもしれませんが、
浄土真宗の立場から、私の考えをお伝えしたいと思います。

亡くなった方は、阿弥陀様のお導きにより、お浄土にお生まれになります。
お浄土は安楽国というように、苦しみのない世界です。

浄土真宗の宗祖親鸞聖人は、お浄土に生まれることにより、仏となって
衆生に働きかけ、導くのだと言われます。

ですから、亡くなった方は、遠い世界に行ったきりになってしまったのでは
ありません。
衆生そして衆生の中の一人の「私」を目当てにして、導こうと働いてください
ます。
そう考えると、お浄土のお父様と現世で生きているカーネーションさんは、
いま、共に生きているとも言えそうです。

そんなふうにお考えになってみてはいかがですか?

{{count}}
有り難し
おきもち

真宗山元派上西山正善寺住職
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ