人づきあいが難しい
良いこと。悪いこと。
誰しもが子供の頃、親や先生などの身近な大人に教わってきたはずです。
私は「自分にされて嫌なことは他人も嫌だからしてはいけない」この親の教えを一番大切にしています。
しかし、他人にされたら自分が不快になり怒るようなことを、他人にしたり言ったりする人がとても多く感じて苦しいです。
つまり"よく考えない人"です。
人間は矛盾した生き物とも言われますが、
その矛盾が多すぎる人とは、性格が合わないと言われ付き合えなくなりました。
"まぁいいか"と流したり、曖昧にすることがとても苦手で、そんな自分の性格にも問題があるのかな?と悩んでいます。
成人してから正論すぎる!と親に言われたこともあります。(この発言も教えられてきたことに対して矛盾に感じてしまいます。)
私はどうすれば人と上手く付き合えるのか、どうしたら許し流せるようになるのでしょうか。
アドバイスよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
親から教わったことを大切にして生きてきたことは良いことだと思います。これからも大切にして生きてください。
それに、その教えは親だけでなく、お釈迦様の教えでもありますからね。
ただ、人間はとても曖昧な存在です。
夏は暑く感じるし、冬は寒く感じます。
ある時は、自分がされて嫌なことは他人にもしないけど、環境や状況が変わったら、他人にやってしまうこともあるのです。
そのことも知っておいてくださいね。
そうすれば多少は許せるようになると思いますよ。
それでも許せないほどの人とは無理に付き合わなくていいと思います。適度な距離感で接しましょうね。
ところで、庭や山の草木を見てみますと、まっすぐな草木はほとんどありませんね。まっすぐなのは竹くらいかな?それでも傾いてますが。
どの草木も右に傾き、左に傾き、種類によっては曲がりながら捻れながら一生懸命に上に伸びています。たとえ曲がっていても、光合成して育ち、実を成して種を残せたらいいのですから。
人間も同じようなものだと思います。
曲がっていても、捻れていても、矛盾していても、それは表面的な問題であって、大切なことは目標や目的など大事なことを成し遂げることなのです。
もっとも、矛盾したことばかり言ういい加減な人には何も成し遂げられないでしょうが。
質問者からのお礼
圓常寺 三宅 聖章様
ご丁寧なご回答ありがとうございました。
「環境や状況が変わったら他人に嫌なことをしてしまうこともある」というお言葉が何だかスッと自分の中に入りました。
自然の中にこそ真理があることも大変為になりました。
親の教え、お釈迦様の教えも大切にしつつ、
三宅 聖章様の教えを忘れないようにします。