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鬱のパートナーを支えるのがとてもツラいです。

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私には、とても大切な恋人が居ます。
まだ、付き合い始めて3ヶ月ですが、結婚して、ずっと一緒に居ようと思っています。

恋人は、家族との折り合いが悪く、成人したら縁を切ると言っていました。
恋人は鬱で、また被害妄想などもあり家族から嫌われていると思っているようです。

現在、恋人とは同棲しておりますが、きっかけは恋人の鬱の発作で、このまま死んでしまうというような感じで飛び出そうとしたため、保護したのが始まりです。

わたしも、付き合い始めてから、調子のよいときは好きといわれ、調子の悪いときは別れるといわれ、恋人の親とは未成年のため連絡を取らねばならず、最近はとても疲弊しています。
それでも、これからの生活のためにがんばってやってきました。
家では、突然の別れ話で心が痛くても、病気だと言い聞かせてたしなめて。
恋人の親とは、なるべく友好的で明るく接してきたつもりです。

6日ですが、恋人が発作的に自殺未遂と別れ話をしだして、夜中に数時間、恋人の親と電話しながら落ち着くまで話をしていました。
思えば、このときから私の心に余裕がなくなっていたと思います。
別れ話、自殺未遂、相手の親との会話など、どれもとてもツラく、うまく行かない自分を何度も叩いていました。

7日ですが、恋人が親と電話で話をして、いままで嘘の笑顔で過ごしていた、親のもとにいたくないと話をしたとのことです。
私としては、いったん距離をおいた方がいいと、いったん距離を取ろうとしたのですが、親の泣いている姿を見た恋人の妹から、冠婚葬祭すら出席しないという絶縁を言い渡されました。
心に余裕がなくなっていたわたしは、このことで完全に頭に血が上ってしまい、相手の家に対し暴言をはいてしまいました。

私の家は旧家であり、たとえ絶縁状態であろうと冠婚葬祭は出るものとの考えがあり、
また、私自身の夢として幸せな結婚式を挙げることが有ったためです。

8日ですが、相手の親からは絶縁を言い渡され、冠婚葬祭すらでず、つきあいも認めないと言われました。

わたしは、ここ数日で完全に疲弊しました。
夢はたたれ、恋人は鬱の発作がヒドく毎日別れ話と好きをいわれております。

恋人のことは好きであるため、ずっと一緒にいたいのです。
しかし、相手の家から絶縁され、疲弊し、自分のことすら出来なくなってきた自分が支えられるか不安です。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

共依存の危険性

付き合い始めての濃い三ヶ月だったんですね。

恋人は家族の中で居場所がなかったんでしょうか…
そして今の居場所がうさぎさんとの生活。
ですが、病気と不安で、今の居場所がなくなってしまうことをひどく恐れているのかなぁと思います。

客観的には共依存状態の手前のように見えます。
共依存とは、相手の世話をすることにより、自分の存在価値を見出している状態です。
結果、相手も自分も、お互いが執着し依存し合って疲弊してしまいます。

仏教では愛というと「渇愛」"止まることを知らない執着"としてダメなものとしています。
うさぎさんの恋人に対する愛情を否定するつもりはありませんが、一度立ち止まって、関係性を見つめ直してみましょう。
必要ならカウンセラーさんの力も借りるとよいかもしれません。

お釈迦さまのお弟子さんの話を1つ紹介します。

あるお坊さんに惚れ込んだある娘がいました。
彼女は彼につきまとい、彼の修行は妨げられていきました。
そんな彼女にお釈迦さまは言いました。

「彼を愛しているのなら、彼を閉じ込めるようなことをしてはいけない。彼の人生を尊重し、志を肯定し、彼の助けになるような愛し方をしなさい。そのためにはまずあなたが幸せになり、そして人を幸せにできるような生き方をしていきなさい」

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