不仲な親を許せない気持ちからくる反抗心が辛いです
こんにちは。初めまして。初めて質問させていただきます。
私の両親は、物心ついた頃から不仲です。
もっと言えば、私が生まれる前(お腹にいた頃)から不仲で、夫婦の信頼関係は破綻していたようです。
私の為かもしれませんが、母が専業主婦ということもあり、不仲でも離婚はせず両親共に頑張ってくれたと思います。
しかし、幼い頃から頻繁に大喧嘩。
父は必ず「離婚する!」と捨て台詞を吐き、壁を蹴る。
母は口達者で気が強いので、負けません。
両親共にスイッチが入ると冷静に話せず、相手がどんなに駄目かを罵り合います。
私も止めればいいのでしょうが、高校生になっても喧嘩を止めることができず、一人っ子なのでこの苦しさを兄弟で共有することも出来ず自室で籠もって泣いていました。
そんな両親の姿を家庭内で見せられ、私は両親が揃って家の中にいると、またいつ大喧嘩が始まるのかと不安になるようになっていました。
大人になって、母に「小さい頃から大喧嘩ばかりで不安だったし、自分を否定されているようで辛かった。」と打ち明けました。
すると母は、「私だって今でも辛いのに、親に向かってそんなこと言うとか信じられない。あなたが辛いはずない。私だけ辛かった。いつも喧嘩を止めてくれなかったじゃない。いとこの〇〇ちゃんは必ず止めるそうなのに。なんでそんななの。」
と、私の気持ちは受け入れて貰えませんでした。
もちろん、母が辛かったのは分かります。
ただ、私も辛かったという気持ちだけでも受け入れてほしかった…という絶望に近い感情に襲われました。
今でも母とはいい関係ではないです。
何かにつけ、小さい頃から反抗ばっかり!と言われ続けます。
私なりの自己防衛だったのかなと思うのですが、いい加減大人なので反抗的になることを辞めたいのですが、どうしても憎む気持ちからくる反抗心が止められません。
どうしたら、両親を許せるのでしょうか。
不仲だった両親のせいで子供の頃から不安定な子供だったと、親を責めてしまう自分が情けないです。 冷静に話し合うということが出来ない家庭で育ったからか、恋人とも真面目な話し合いが苦手です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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無明って悲しいものですね
タイトルの、「無明って悲しいものですね」は、お父さんが酒乱でたいへん苦しまれた女性が仏教の瞑想によりご自身やお父さんを客観視できるようになって後、語られた言葉です。彼女を救ってくれたのは、タイ仏教で出家されたプラユキ・ナラテボーさんという日本人僧侶です。タイと日本を往復され、日本で苦しんでおられる方々に瞑想を指導して、その方々の苦しみを除いてくださっています。プラユキさんは、ブログなども書いておられますし、インターネットでコンタクトを取ることもできたと思います。ご相談になってもよいかと存じます。
上記の女性の話を続けますと、お父さんは普段はおとなしいのにお酒を飲むと家で暴れる。公園で夜を過ごしたこともあった。小さい時からずっとなので大人になっても忌まわしい記憶につねに支配されている。嫌な記憶とつねに二人連れでいなきゃいけない。その苦しみのなか、プラユキさんを知り、手動瞑想を教えられた。手動瞑想という文字通り両手を規則正しく動かし、その動きに心を集中させることによって、過去の忌まわしい記憶から離れ、少しずつ今ここの自分でいられるようになった。そして、少しずつお父さんのこと、お父さんを憎むご自身のことが客観視できるようになった。つぎに誰が悪い、彼が悪いということではなくて、人間の心の根源的な闇、つまり無明が原因でみなが苦しんでいると見られるようになった。みなが心に闇を抱えていて、それが苦しみの根本なのだから、無明を抱えている人間存在って悲しいものだ。父も父を憎んで苦しんできた自分の根源的な闇を外側から眺められるようになって苦しみを離れることができた、ということのようです。
あなたのご家庭とは違うところもありますが、共通するところもあるように思います。お母さんもまた無明を根源的に持っておられて、実はお父さんと喧嘩する自分を心のどこかで嫌悪しておられるのでしょうし、あなたに申し訳ないと心のどこかで思っておられるように拝察します。でも、分かっていてもどうすることもできず喧嘩し続けてこられたのでしょう。夫婦喧嘩を見て育ってこられたあなたもお苦しみでしょうが、みんな個々人が悪いというより、どうしようもな闇を抱えて生きているのだといえます。その闇を外側から見られるようになることで闇をこえられるかもしれません。プラユキさんにコンタクトをとってみられては如何でしょう。
質問者からのお礼
ご回答いただきありがとうございます。
教えていただいたとおり、私の望みは誰がのせいにしたり、追求するのではなく、両親と自分自身の闇を外側から見られるようになることだったんだな、と気付かせていただきありがとうございます。
すぐ、自分中心的に考えてしまっていると思うので簡単ではないかもしれないですが、教えていただいたとおりプラユキさんの事も参考にさせて頂き、少しでも親子の関係を修復していきたいと思います。