クレーム
私の働いている会社の本社にお客さんを装ってクレームを出してしまいました。
ホームページのお問い合わせメールを使い、内容はある人の接客態度が悪い、です。
以前にもその人や別の人のクレームを本社に出した事がありますが、もうクレームを出すのはよそう、と思っています。
メールを送信してから申し訳ない気持ちになり、やらなきゃ良かったと思いますが、その人が変わってくれたら、と言う気持ちもあります。
私がメールを出したと言うのが会社にバレてしまったら大変なことになるし、最初からメールなんて送らなきゃいいのですが。今回でもう最後にしようと思います。
今になって後悔しています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お気持ちお察しします。
ご相談拝読しました。
お気持ちは痛いほど分かります。人間の避けられない苦しみとして怨憎会苦が説かれてます。「この人だけは…」という相手と人は出会ってしまうものです。(もちろんそれは相手が悪いだけでなく、自分の中に相手を許せないものがあるからなのですが。)
私も勤め時代は何度も労働基準監督署にタレこもうかとか、本山に匿名でクレーム出そうかと思ったことがありました。
だからお気持ちは分かるのです。そして、してしまったことは戻りませんので今から責めることもできません。
ただ、今回の件で十分に受け止めていただきたい事は、人は自分の為した事にずっと問われてくるということです。
私も子どもの時の悪事を今になって後悔したり恥ずかしく感じたりします。そのようにずっと問われてくる…それが自業自得です。
自業自得とは自分の行いによって何か実体的な不幸があるということでなく、自分の為した事、発言した事、考えた事から自分自身が問われてくるということです。
たからこそそれを縁としてこれからのあなた自身に活かしていくのです。より深い眼差しを賜る縁とするのです。
この度のご相談をそのような縁として参りましょう。