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クレーム

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

私の働いている会社の本社にお客さんを装ってクレームを出してしまいました。
ホームページのお問い合わせメールを使い、内容はある人の接客態度が悪い、です。
以前にもその人や別の人のクレームを本社に出した事がありますが、もうクレームを出すのはよそう、と思っています。
メールを送信してから申し訳ない気持ちになり、やらなきゃ良かったと思いますが、その人が変わってくれたら、と言う気持ちもあります。
私がメールを出したと言うのが会社にバレてしまったら大変なことになるし、最初からメールなんて送らなきゃいいのですが。今回でもう最後にしようと思います。
今になって後悔しています。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お気持ちお察しします。

ご相談拝読しました。

お気持ちは痛いほど分かります。人間の避けられない苦しみとして怨憎会苦が説かれてます。「この人だけは…」という相手と人は出会ってしまうものです。(もちろんそれは相手が悪いだけでなく、自分の中に相手を許せないものがあるからなのですが。)

私も勤め時代は何度も労働基準監督署にタレこもうかとか、本山に匿名でクレーム出そうかと思ったことがありました。

だからお気持ちは分かるのです。そして、してしまったことは戻りませんので今から責めることもできません。

ただ、今回の件で十分に受け止めていただきたい事は、人は自分の為した事にずっと問われてくるということです。
私も子どもの時の悪事を今になって後悔したり恥ずかしく感じたりします。そのようにずっと問われてくる…それが自業自得です。
自業自得とは自分の行いによって何か実体的な不幸があるということでなく、自分の為した事、発言した事、考えた事から自分自身が問われてくるということです。

たからこそそれを縁としてこれからのあなた自身に活かしていくのです。より深い眼差しを賜る縁とするのです。

この度のご相談をそのような縁として参りましょう。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

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