隣人からのクレームに悩んでいます
新築で家を建てており、年内には完成予定です。
土地を買うにあたり、不動産屋や近隣の方から「周囲に変な人はいませんから安心してくださいね」と言われて安心しきっていたのですが、どうやら隣人がかなりクセの強い方のようです。
着工前にご挨拶に伺った時には普通の様子でしたが、工事が進むにつれてハウスメーカーに連日クレームが入っている事を知りました。
もちろん、ハウスメーカー側の落ち度がある所についてはクレームご尤もだと思います。しかし、隣人の方のもつ「常識」基準でのクレームが多く(建築基準法、民法等では問題の無い件)、施主の我々としても許容し難い内容です。
ハウスメーカー側も施主の我々に心配をかけないよう対応してくれていたようですが、ついに「施主はどうなってるんだ」という話になってしまったようで…
後から引っ越す側ですし、小さな子供もいるのであまり波風は立てたくないのですが、要望を全て聞き入れていてはキリがないような気がして引越し前から気分が落ち込み憂鬱です。
我々にも言い分はありますが、正論で反論すると逆に拗れる気がしてなりません。
とにかく傾聴して、謝り続けなければならないのでしょうか。
まだ引越してもいないのに不安になってしまい、起こってもいない未来を想像して悲観的になってしまいます。
僧侶様でも不安な気持ちになったり、鬱々とした気持ちになってしまう事はあるのでしょうか。そんな時に心掛けていることや、気分転換される時に行っている事など教えていただけますと幸いです。
相談というよりも愚痴のような内容で申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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クレームには自信に満ちた表情で毅然と対応する
あす様
はじめまして。
よろしくお願いいたします。隣人トラブルはよくありますがご心配ですね。
せっかく新築のマイホームなのに楽しんで準備ができないのは悲しいですね。
これは私の推測でしかありませんが。例えば音などに凄く敏感で(心身のご病気があり苛立っていたり)子どもたちが遊ぶのにも「迷惑!」を主張する方っていますよね。自分ルールが強いとでも言いますか…。勝手に自分たちは我慢していると被害者の立場なのかも知れません。穏便にするには、美味しい珍しい果物やお菓子などを手土産に交流するのが良いかなぁ?と思います。
爽やかな挨拶と一言だけで良いのかなと思います。
「暑いですがお変わりありませんか?」という感じで。ですが、気を遣いすぎたり謝罪をし過ぎてもいけないです。なぜなら、相手が「私たちは気を遣われて当たり前」という態度になってくるからです。そこが難しいですよね。もちろん、暮らし始めたら色んなことで交流することになりますから、挨拶は先手必勝で毎回ハッキリとした方が良いと思います。「苦手だなぁ」と会釈をしたら伝わりますし、険悪になる可能性もあります。お子さんのためにも大人としてコミュニケーション能力を見せてあげるぐらいがんばってみましょうか?ご夫婦だけで心配なら建築関係の方に一緒に付いてきてもらってもよろしいかと思います。
きっと言いたいだけ、聴いて欲しい、認められたい。かまってちゃんかな?と思います。
「水木しげるの漫画、マイナーなキャラクターのかまってちゃん」とか自己暗示にかければ苦手意識が減るかもです。
お坊さんが不安にならないか、に関しては。
私は意識をできるだけ「今、ここ」に持ってきています。
言い換えると「今、ここには苦手な人もいないしゆっくりゆったりマイペースでいられるなぁ」と感じる。
不安になっている時は「ああ、私は未だ起きてもいないことを考えて未来にいるんだわ」と。そして
「今、ここ」にまた戻します。後悔しているときは「過去にいたんだわ」となります。ですので、あすさんはお隣さんと会うのも今から緊張しなくても大丈夫です。まだ先ですから。直前に気を引き締めれば良いですよ。
気が重いかも知れませんが「面倒くさい人がいるからこそコミュニケーション能力上がって良かったわ!」ぐらいに捉えて毅然としましょうね。