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在家信者の有り様

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

私自身は真言宗の檀家に生まれ、
朝夕のお勤めはしておりますが、
それ以外に在家信者のすべきこと、
普段の心構え、有り様はどうあるべきなので
しょうか?

僧侶でない在家信者は、どう生き、
生活するべきなのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一つの取っ掛かりとして

こんにちは。仏教徒として生きる、或いは真言宗の一員として生きる。日々のお勤めをされていることは、大変結構と存じます。
のであれば、日々のお経で「自分が何を言っているのか」を探求してみてはいかがでしょう。私はお寺に生まれたので、小さい頃から親しみはありましたが、二十代でしたが、「一体これ、何を言ってるのか分からない。意味を知りたい」と思い、聞いたり調べたりしました。
すると、結構物凄いことを日々唱えていることが分かりました。
「生まれてこのかた、いや、そのずっと前から」とか「このお経を読んだからには、世界のあらゆる存在に対して自分が施せることを全部やり」とか。
イヤイヤそんな大げさな、無理です無理ですと思いました。
だから、自分が理解でき、やれそうな範囲で心掛けようと思っています。言った通りには取り敢えずできないけれど、反対方向には行かないようにと。
自分の怠けとか横着とかケチンボが出そうな時に、自戒するアンカーとして使っています。
実現できるかはさておき、「そんな風に生きられたらいいな」という理想を忘れないために、毎日のお経をあげています。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

佐藤様
回答ありがとうございました。
やれそうな範囲で心掛ける、ですか。

確かに十善戒のひとつひとつ、
とても困難でこれらを実践するなんて
無理なように思ってしまいますが、
できる範囲で心掛けてみようと思います。

実は在家と僧侶の方との差というか、
お勤めはするけど結局深いところは
密教なので解らないから、在家での
信仰なんて無駄なのかな?
という思いがありました。
今でも全くないわけではありませんが、
出来ることから、ですよね。
ありがとうございました。

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良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
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