跡継ぎ問題 母親からの圧力
私は大学生の女です。本家の長女として生まれ、妹がいます。
両親、特に母からの将来への圧力が酷く、ずっと悩んでいます。
母親は私に跡を継いで墓と畑などの土地を守ってほしい、また介護その他諸々の面倒も見てほしいといいます。
そのため婿を貰って、将来的には地元に帰ってこいと言われております。
私は元々母と折り合いが悪く、地元を出たいという思いが強かったため、遠くの大学に進学し、地元ではない場で就職を控えています。
今の所実家に帰るつもりはありません。
帰省すると、跡継ぎや今後の話になり、わたしが今後どうなるかはわからないけど、今は帰るつもりはないことを伝えると大泣きされます。どうしていつも自分勝手なんだ、妹に全部押し付けるつもりか、お前には遺産など何も残さない、今まで好きな学校に行かせてやったのに、等々です。
もちろん私は見捨てるつもりなどなく、できる範囲で面倒を見てあげたいと思っております。しかし地元に帰ってこいということを強要されます。
もう疲れてしまいました。すべて否定されます。話し合いすらできません。
もう何を質問すればよいかわからなくなってしまいました。すみません。
親の圧力で壊れそうです。どうすればいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
結局は自分の人生です
寺の跡継ぎの人とよく似た状況ですね。お寺の長男や女の子ばかりの長女はみな跡を継ぐことに悩んでいます。
お寺の人は多くの場合、後を継ぎますが、わずかに親や檀家さんの思いを振り切って継がない人もいます。これはその人の人生だから、本当のところ、誰も止めることはできません。それこそ寺に生まれたくて生まれたわけじゃないんですから。
あなたもどうしても今のお考えのままでいきたいなから貫く事でしょう。結局は自分の人生ですから。
一方で、やっぱり跡継ぎなんだから継ぐんだとなった場合は、すっきりと頭を切り替えてよい跡継ぎになり、立派なご住職やお寺の奥さんになっておられる人が多いです。腹を決めて覚悟して継いでおられるということです。
自他ともに悲劇なのは、仕方なく跡を継ぎ、仕方なく、を引きずって暮らす場合です。この場合は、みなが辛い思いをします。いやいや継いで、いやいやを引きずるのだけはおやめになってください。