障害のある自分を認めるには
気分障害に苦しんでいます。
大学卒業後、大企業に就職したものの半年ほどで体調を崩してしまい、一年も経たずに長期療養に入っています。
社会人として活躍したい、人のためになりたいという気持ちはたくさんありましたが病気になってしまい、自分自身に対する情けなさや周りの同期と比較して劣っていると感じてしまうことが多々あります。
病名は気分障害で、症状としては不眠や不安感、気分の上下です。
原因は過労と人間関係の悪化でした。
病気の症状そのものも苦しいですが、病気になってしまった自分そのものの存在を認めることができず、苦しいです。
前の職場を辞めたわけではないのでいずれ復職するのですが、職場に戻りたくない気持ちの一方で、障害により転職活動もままならない現実があります。
自分を認めることができたり、理想のレベルを下げたりすることができれば多少気持ちは楽になると思うのですが、わたしにはなかなか難しいのです。
休んでいると「動いている世の中」対「休んでいる自分」という風に考えてしまい、落ち着かなくなったり、気分が落ち込んだりします。
話が前後してしまいましたが、なにか少しでもアドバイスをいただけましたら幸いです。
他人と自分を比べてしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「自分」は幻。
「自分」「私」というのはただの概念であり、実体ではありません。
実際は、肉体の細胞もどんどん新陳代謝しているし、心も瞬間瞬間に浮かんでは消えています。
過去の記憶を相続してはいますが、瞬間ごとに新しい自分なのです。
私達はついつい、「今の自分」を他人や過去の自分と比較したくなりますか、それで悩みを増やしてしまいます。
「今の自分」にできることを、できる範囲でやればよいのです。
休んでいる期間も充電期間と考え、たとえば仕事に関連する本を読むなど、できることはあるはず。
焦る必要はありません。
今できることを、新鮮な気持ちでやりましょう。