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戒名料30万円は妥当でしょうか?

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有り難し有り難し 17

 2年前に自分の生前墓を建て、近所のお寺に開眼をしてもらいました。 開眼料として3万円のお供  えでした。
 その時、生前戒名の相談もしました。戒名料は3万~5万円と言われました。
 このお寺は初めての寺で、両親の墓は、兄嫁がみています。

2.昨年地震があり、お寺が大きいな被害を受けました。
  修復のために寄付を要請されています。

3 寄付は 生前戒名込で 30万円、夫婦の場合で50万円です。 

  高すぎませんか?人生は苦しみばかりです。少しでも楽になろうと思い、お寺の檀家になりました。 当方、70歳で、厚生年金暮らしです。

ご教示をお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

戒名料という言葉を忘れて社会的機能として見つめてみてください

世間がビジネス中心になってきたので、お寺業界もそれに合わせてお寺さんによっては戒名料という言葉や葬儀代という言葉がわかりやすいだろうと思って用いられたのであろうと思います。
本当は、宗教活動に対する後援・支援金でもあるのです。
世の中に、その宗派の教えがどんどん広まってよりよい社会、悪いことが少なくなってみんなが優しくなれる温かい社会になるようにおさめるのがお布施です。
お寺は本庁や宗派に頂いたお布施の一部をおさめて、宗派としてもお寺の活動としても、世直し、人づくり、心を幸せや安らぎに向かわせる活動をしているのです。それが宗教というもののこの世の中での役割でもあります。
そのお寺さんや宗派がやっている宗教活動をよくご覧になってみてください。
自分の人生の終焉にあたって、このくらいは世間への恩返しとして我欲やエゴ、自分中心な考え方を離れて、みんながやさしくなれるような活動に自分ができることとしてこのぐらいは最低はおさめるべきだという額がご本人の宗教心でもあります。
だから、安いとか高いということではないということなのです。
キリスト教では10分の1は神に返すべきだというところもあります。
本当は戒名料というものではなく、世の中に宗教心を広める活動を支援するためのお手伝い、ご支援としてお納めするものだという風に受け止めていただけたらありがたいです。

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有り難し
おきもち

お布施の相場(10〜30万円)からすると大きく外れてはいないと思います。
ただ、災害復旧の為の布施と戒名の為の布施は別物だと思います。
戒名を以前言われた金額で布施させてもらい、その上で、できる範囲で災害復旧の為の布施をする方向で話してみてはどうでしょうか?
素直な気持ちで相談してみて、その住職さんの人柄など見ながら判断してはどうかと思います。
お互いに納得できたらいいですね。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。今回は、修復のために寄付だけ行い、戒名は後日、親しくなってから行います。

「戒名」問答一覧

戒名料と魂入れのお布施について

お世話になります。 お布施の相場感について教えて頂きたいです。 この度母が亡くなり、葬儀屋さんの紹介頂いたお寺さんに四十九日法要と新しい仏壇への魂入れをお願いすることになりました。葬儀屋さんから四十九日だけであれば、3万円と案内がありましたが、今回仏壇への魂入れもあるので、お布施の相場を葬儀屋さん経由で聞いたところ、5~10万円とのことでした。 そして、後日、お寺さんとのやり取りの中で、古いお仏壇の供養と、子供の頃に亡くなった父の位牌の件でどうするか?というご提案を頂きました。 古いお仏壇は仏具店にて魂抜きお焚き上げをお願いできますが、父は宗教上の理由から、亡くなった当時戒名をいただかず、位牌もない状態です。 お寺さんと相談し、古い仏壇は仏具店にお任せすることになりましたが、父の件は、夫婦位牌にして、父にも戒名を授けていただけるという流れになりました。 お寺さんには無知な私に色々と教えていただき、大変有難く、お布施でも礼を尽くしたいのですが、今回母の葬儀でまとまったお金が出ていき、経済的に厳しい状況です。 今回父の分の戒名と夫婦位牌へ母と合わせて魂入れとなると、もともとの5〜10万円に加えて、いくらほどお布施を追加したらよろしいでしょうか。 お寺さんに聞きましたが、冗談ぽく「たくさん笑」と言われました。気持ちの問題なのでそうとしかお答えできないかと思いますし、ご配慮をして頂いた上で、ユーモアあるご回答だったと思います。 ただやはり、失礼のない相場感を教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 6
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戒を授かることについて

お世話になります。 私の実家(祖父母)は、父方・母方ともに西本願寺派の檀家ですが、父母の代から別に家を構え、私自身も結婚して独立し、父母の家・私の家ともに仏壇はなく、檀那寺との付き合いもありません。 今後、父母逝去の際にどうするかという問題もあるのですが、今回ご相談したいのは、私自身の授戒についてです。 生前に戒を授かることはとても尊いことと聞き、死後授かるよりも素晴らしく、破戒があっても、輪廻の果てに必ずや解脱に導くと聞いたことがあります。 仏弟子となりたいという思いのほか、子どもをもうけるつもりがないため、死後の葬送が不明瞭ということもあり、生きているうちに戒を授かりたいと考えているのですが、どのように手続きしてよいか分かりません。 高野山、善光寺では授戒会をしているときがあるとか、本願寺ではお剃刀があるという断片的な情報しか知り得ないのですが、 1 授戒とお剃刀は仏弟子になるという意味で同様のものですか?(浄土真宗には戒がないのでお剃刀とは聞いています。) 2 授戒と戒名の授与は別なのでしょうか? 3 どのように授戒やお剃刀にアクセスすればよいでしょうか?(いきなり近隣の お寺に行って、「授戒してください。」でOKなのか?) 4 複数のお寺で、何回も授戒を受けてもよいのでしょうか?その場合戒名は複数持てることになるのでしょうか? 5 生前戒名を授かっていた場合、授戒したお寺さん以外で死後、葬儀や法要をしてくれない場合もあると聞いたのですが、肌感覚としていかがでしょうか? 6 また、祖父母の檀那寺を含め、もし授戒をしてくれるお寺様と巡り合えた場合、その授戒・戒名(又は法名)を持ちながら、他宗派の信仰や勤行をしても差し支えないものなのでしょうか?(例えば、檀那寺又は檀那寺経由で浄土真宗の法名をもらいながら、一方で、他宗派の信仰や勤行をする等) 以上、とりとめのない質問で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ