就活中の彼を支えていくには
9歳年上で、交際して1年未満の恋人がいます。彼は文系分野の博士号を取得しており、現在はいくつかの大学で非常勤講師をしています。
これまでいろいろな大学の専任職の募集がありましたが、そのどれにも決まらずショックも大きいようです。年齢のことやニッチな研究分野ということもあり、このままどこの大学の専任にもなれないのではと不安そうです。ただ、なんとしても大学教員のポストを得ようと日々の努力を欠かしていません。
そもそも大学教員の職を得るというのは、募集自体も少なく非常に狭き門のようで、彼の先輩も職を得るのに大変苦労したという話も聞いています。
私は将来的には彼との結婚を考えていますし、今後も応援していくつもりです。ただ、いつまでこの苦しい状況を強いられるのかを想像すると少し怖くなってしまいます。
彼を支えていくために私に何ができるでしょうか。また、日々の生活でどんなことを意識していけば良いでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
生きていければいいよね
片道2時間は大変ですね。
もう少し職場に近い所に住んだ方がいいような気がしますね。
ところで、彼のことは彼に任せるしかないです。
頑張れとか、結婚についてとか、これからどうするの?とか言ってプレッシャーを与えない方がいいでしょう。
大学も文系を縮小するらしいですし、最悪は他の仕事を探さなければならないです。
しかし、プロ野球選手が引退後サラリーマンになって、苦労しながらも懸命に頑張ってる姿をテレビで見ました。
私も僧侶になる前はサラリーマンでした。
思い通りになら無くても、手を取り合って生きていくだけならなんとかなると思って、これからも付き合ってください。
あまり、支えなきゃと思い過ぎないようにね。
無条件の「好き」を与える
大学教員になれなくても彼のことが好きだと言えるなら、それを言ってあげるのが精神的な支えになるはずです。
一方で、結婚を考えるなら、彼にもそれなりの仕事探しをしてもらう必要はあるでしょう。
結局は、結婚して食べていければどっちでもよい話なのですが。
彼には彼のプライドがあるのかもしれませんが、大学教員へのこだわりが彼の悩みを大きくしすぎている場合は、その執着心を弱めてあげるほうが救いになります。
欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩は誰にでもあります。
煩悩は悩み苦しみの原因ですから、なくしたり制御するほうが人生が楽になります。
しかし、他人から煩悩を許してもらって慈しんでもらうと、それが救いにもなります。
煩悩を克服するよう叱咤激励しあい、また一方で煩悩を許しあえるカップルになってください。
質問者からのお礼
回答を拝見致しました。
私が彼にしてあげられることはないのでは、とずっと悩んでいましたが、不思議なほど心が軽くなっていくのを感じました。
これからも彼に寄り添って一緒に生きていきたいと思います。
聖章さま、この度はお答え頂きましてありがとうございました。
願誉浄史さま、ご回答頂きましてありがとうございます。私はまだまだ精神的に未熟者ではありますが、彼自身のことを好きだという気持ちは今後も変わることがないと思います。これからは言葉に出して伝えていけるようにしていきたいと思います。