後悔の気持ち消したい
前回相談させて頂き同世代のお坊さんより回答頂きました。
当時の私の気持ちを理解頂き救われました。過去を振り返り後悔する事がどれだけ意味が無いか自分の意思とは関係なく理不尽な理由で辛い現実を生きてる方が沢山いる、私は自分の意思で決断しその事を後悔し、苦しんでいる。長い人生の先の事など考えられなかった若い頃です
結婚して子供も出産して迷惑も心配もかけず親以上の子供に成長してくれました。
子供も成長し自分の時間が出来これから先の事を考える時間が出来た時若い頃の後悔(看護学校を辞めた事)が始まりました。あの選択があったから今の子供にも会えたと。違う選択をしたならばこの子達は私の子供として生まれて来る事はなかった、それだけでもあの選択は間違ってなかったと自分に言い聞かせています。過去の後悔を断ち切る気持ちを持つ為にはどうすればいいのでしょうか?
仕事をリストラされそうで先の不安しかありません。
毎日これから先歳を重ねて仕事も収入も無くなると不安の中で生まれた後悔です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
過去は記憶データにすぎない
大前提として、私達人間が勘違いしていることがあります。
過去の自分と今の自分を「同一人物」だと勘違いしているのです。
細胞は毎日新陳代謝で入れ替わっています。
脳神経を流れるエネルギーは瞬間ごとに新しいエネルギーです。
物理的には、過去のあなたはもういない、今のあなたは過去とは別の物体です。
ただ、記憶データを受け継いでいるだけ。
サッカーの試合で、途中から選手交代し、あなたが途中出場したようなもの。
前の選手のミスの失点をあなたが引き継いでプレイしますが、所詮は他人がやったミス。
あなたは、あなたの与えられた「今」をできる範囲でプレイすればよいだけ。
過去の自分は別のプレイヤーだったと思いましょう。
仏教では無常と言います。
無常とは、全ては変化するという意味とともに、瞬間瞬間ごとに新しいんだよという意味もあります。
今の自分は、新しい自分。