この問答を娑婆にも伝える
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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私たちに智慧が足りないから
智慧(ちえ)があれば、後悔するような行動をしないよう気をつけることができますが、私たちには智慧が不足しているため、失敗してしまいますね。
智慧を育てるには、仏教の修行をすることが有効です。
戒・定・慧(かい・じょう・え)の三学が仏道の基本です。
戒とは、五戒などの戒めを守る、生活習慣の修行です。
定とは、禅定(ぜんじょう)のことで、精神統一の瞑想、サマタ(シャマタ)瞑想、つまり集中力の修行です。
慧とは、まさに智慧のことで、真理を観察する瞑想、ヴィパッサナー(ビバシャナ)瞑想、つまりは真理に気付き悟るための修行です。
智慧を鍛えて、「よく気をつけて」生活できれば、失敗は減るでしょうね。
また、過ぎたことを後悔しても過去は変わらないのに後悔してしまうのは、過去に対する怒りの煩悩なのです。
過去は過ぎ去りもう無い、諸行無常や無我を悟ることができれば、たとえ失敗しても「次から気をつけよう」と前向きに反省するだけで、後悔はしなくなるかもしれませんね。
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有り難し
質問者からのお礼
ご回答頂いておりましたが、お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
過去は変わらない、、、。
本当にその通りで、悔やんでもどうにもなりません。
過去の自分に対する怒りを前向きに見つめ直せるようになりたいです。
ありがとうございました。