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将来お寺を継ぐ彼氏

回答数回答 3
有り難し有り難し 19

ご覧頂き有難う御座います。
似たような質問があるかもしれませんが、私の方からもご質問させてください。
私は一般家庭家庭で育ち、両親も宗教事には無関心です。その為、言葉や表現におかしな記載もあるかと思いますがご了承願います。
サラリーマンの彼氏と結婚を視野にいれたお付き合いをしているのですが、将来実家のお寺を継ぐようです。
いつごろなのかわかりませんが、いずれはそちらの学校に通うことになるとのこと。
また、会話の中で「檀家さんが」と口にしていたので、「檀家さん」というものではないようです。宗派については、教科書にも載っている歴史ある宗派だと聞きました。
ご実家の話はよくしてくれるのですが、私の年齢(彼とは15歳差です)や結婚願望がなかったことなどを気にしているようであまり具体的な話にはなりません。
お寺のお仕事とはどのようなもので、どんな生活になるのか。
(彼には離婚歴があり、現在は持ち家での生活。12歳の女の子14歳の男の子がいる為後継の心配はひとまずないようです。)
彼も修行をすることになるのか。もしするのであればどれくらいの期間なのか。
私は何をすればよいのかなど、聞きたいことが山ほどあります。
お寺によって様々でしょうし、彼も教えてくれると思うのですが、どこまで踏み込んでよいのかわかりません。
まずはこちらで、お坊さんのお仕事や生活について少しでも教えていただけないでしょうか。
また、近場のお寺に行き、住職さんに直接お話をお伺いすることは可能ですか?
話も纏まらず、読みにくい文章ですが、お教えいただけましたら幸いです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お尋ねされたいのはよく分かりますが・・

nnさんのご質問に対して一般的な一つのお答えになりますが、まずはこの方から結婚を正式に申し込まれたのでしょうか?そして僧侶になる気があるのでしょうか?すでに14歳の男の子がいるというのも気になります。(何故なら、この子を僧侶にして継がせるという考えもあるから)

>会話の中で「檀家さんが」と口にしていたので、「檀家さん」というものではないようです。  この意味もよく分かりません。

いずれにしても憶測ではお話できませんが、僧侶になるためには、それぞれの宗派により異なりますから、まずは、その辺りから調べていくしかありません。また、安易に近場のお寺に行って話を聞くというのはやめた方がいいです。お寺の世界はとても複雑なのです。
やはり、彼の実家のお寺、父親(住職)から、それら様々なことを聞くのは一番正確でしょう。

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檀家さんとは

檀家さんとは何かというと、お寺という宗教団体の正式な会員、構成員のことです。
墓地があるお寺であれば、お寺の墓地を借りている会員さんが檀家さんだと思えばわかりやすいです。
檀家さんは、会社の株主的な立場でもあるし、サークル活動や部活動の部員のような立場でもあります。
住職は、宗教法人にとっては、会社の雇われ社長、部活動の雇われコーチみたいな存在です。
宗教法人の重要な決定事項は、住職(代表役員)の一存では決められません。檀家の中から選ばれた役員(総代さん)の判断や、檀家総会での議決が必要な場合があります。
たとえば、住職の交代とか、お寺が持っている不動産の処分などは、檀家さんを無視して勝手には決められません。
もしも、あなたが将来住職の妻となる場合、雇われ社長(宗教法人の代表役員)のお女将さん的な役割を求められる可能性もあります。
お寺は、檀家さん達からお預かりしている施設だと思っていただければわかりやすいです。
住職は、単なる宗教的な指導者(仏教サークルのコーチ)ではなく、施設や組織をお預かりする代表役員でもあるのです。

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宗派や地域状況、お寺の事情でかなり異なります。

ご質問とご不安なお気持ちは受け止めました。
しかし、「お寺」と一括りに考えても無理があり、宗派や地域の状況、お寺の現状(専業が可能なお寺なのか、兼業が基本のお寺なのかなど)で全く異なります。
その前提条件が少しわかればご質問に対する回答もある程度期待できるでしょうが、これが分からない現状では答えが全く異なることになります。
「お寺のお仕事とはどのようなもので、どんな生活になるのか。」ということもそもそも兼業の寺院は多く、住職の月給も3万円とかほぼボランティア状態の寺院もあれば、通常の生活ができる程度の寺院さんもあります。仕事の内容も生活の状態も全く異なってきます。
僧侶になるまでの修業期間も養成機関・学校もさまざまで、これも宗派が異なれば参考になりません。
跡継ぎの息子さんが一定期間(父親が引退するまでとか)サラリーマンをしているケースは多いのですが、未成年の間に僧侶にはなっているケースも多いです。この場合、住職になるための資格を有していないのでそのための学校や修行に行って資格取得後に継職するというパターンです。これでも宗派によって数か月から数年とさまざまで、また出身高校や大学の過程で取得済みの単位があると一部免除とかいろいろなのです。
まあ、広いお寺のお掃除が大変ということと、お寺の維持管理団体ともいうべき檀家組織の構成員の皆さんの名前と顔を覚えなければならないということだけは確かだと思いますが、それ以外のことは直接彼氏にあなたの不安な気持ちを話して、お聞きするしかありません。
まずは、「お寺を継いだとして、お寺の仕事だけで生活が可能なのかどうか」をお聞きしてはいかがでしょうか?

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