子どもの自殺の理由、罪の償い方
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有り難し 49２年半ほど前に、一番上の子どもが自殺しました。
遺書はなく、私を含めて誰もその兆候に気づきませんでした。
ずっとその理由を考えていますが、いまだにわかりません。
仕事(人間関係も含め)、金銭、男女関係、健康(精神も含め)のいずれもトラブルは見受けられません。
しかし、なんの問題もなく、原因がないのに、自殺するとは思えません。
何が考えられるでしょうか。
私はいつかあの子の自殺の理由を知ることができるのでしょうか。
私があちらの世界に行ったとき、あの子に会うことはできるのでしょうか。
会えるとしたら、その時にあの子は理由を語ってくれるのでしょうか。
どうしても具体的な理由がわからなくて、私が悪い人間だから、神様的な存在が、私への罰として、あの子をとりあげた(自殺させた)としか、考えられません。
私が悪い人間であるため、ほかの子(亡くなった子の兄弟)まで取り上げられてしまうこと、ほかの子が不幸に見舞われることだけは、絶対に避けたいです。
でも、具体的に、私の何が神様の逆鱗に触れたのか、わかりません。
今まで楽しんできたことはすべてやめましたが、これでよいのかも、わからず、恐ろしくてたまりません。
私は自分の罪を、どう償えばよいのでしょうか。
穏やかな、眠っているかのような表情で、亡くなりました。さほど苦しまずに亡くなったのだろう、と言ってくれた刑事さんの言葉が唯一の救いです。
お坊さんからの回答 2件
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必ずお会い出来ます
拝読させて頂きました。
大切なお子さんがお亡くなりになられてあなたは大変深い悲しみや後悔をなさっていらっしゃるのですね。あなたがそのように疑問に思ってしまうこと、自分を責めてしまうお気持ちを持ってしまうのはやむを得ないかと思います。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
お子さんがお亡くなりになられたのは正確にはなかなかわからないかと思いますがその本人にしかわからない理由があったのかもしれませんし、置かれている状況の中で悩み続いていたのかもしれません、或は病いに苦しんでいたのかもしれません、また様々な状況の中で追い込まれてしまったのかもしれません。
私達は今何気なくなんとなく生きてはいますけれどもその表面には現れない様々なことを心の中に抱えているものです。それはなかなか周りの人からはわからないものです。
ですからお子さんがお亡くなりになられたことはあなたのせいではないと思いますよ。
お子さんはその人生を一生懸命に生きていかれたのではないでしょうか。あなたや沢山の方々に巡り合い皆さんと一緒にその人生を生き抜いていかれたのではないかと思います。
お子さんは様々な状況の中様々な巡り合わせの中で生き抜きその天寿を全うなさっていかれたのかと思います。
お子さんが必ず仏様に導かれて仏様のもとで心から安らかになりますようにと仏様にお願いし、心からご供養させて頂きます。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お子さんは必ず仏様がお導きなさって下さり、一切の迷いや悩みや苦しみや病いから救われて仏様のもとで親しい方々やご先祖様方に迎えられて心から安心なさって下さいます。
そして心清く円満になり皆さんと一緒にご成仏なさいます。そしてこれからもずっとあなたやご家族の皆さんや親しい方々を穏やかに見守っていて下さいます。あなたや皆さんとお子さんとのご縁はこれからもずっと続いていきます。
あなたの深い悲しみや後悔は尽きないでしょうけれど、どうかこれからもお子さんにお向き合いなさりご供養なさって下さい、そしてお子さんにあなたのお気持ちを心からお伝えなさって下さいね。お子さんは必ずあなたのお気持ちを優しく受け入れて下さいます。
いつの日かあなたが天寿を全うなさる時には必ず仏様がお導きなさって下さいます、そしてお子さんがあなたを優しく迎えて下さいます。あなたは必ずお子さんにお会い出来るのですからね。
自殺者の9割は「うつ」？
自殺者の真理を分析してみると、9割は「うつ」などの精神的な症状があった、という専門家もいます。
「うつ」の症状で自殺したくなる場合があります。
そう考えると、息子さんは「病死」(脳・神経の症状で亡くなった)可能性が高いのではないでしょうか。
自死という「形」をとっていますが
、本質的には病死だとすれば、人間にとって病は避けられないものですし、若くして病死することも自然現象としてあり得ることなのです。
さて、仏教では輪廻転生を考えます。
息子さんは、すでに新しい生き物に生まれ変わって、宇宙のどこかで新しい生活をしているでしょう。
私たちにできることは、新しい場所で新しい生活をしている彼の幸せを願うことだけです。
あなたがこれまでの人生で行った善い行い、これから行う善い行いの功徳を、息子さんや生きとし生けるものの幸せのために、回向(えこう)する気持ちを起こしましょう。
質問者からのお礼
ご回答いただき、ありがとうございます。
「また会える」と明言していただいたこと、一筋の光として生きていきます。「天寿」だとしたら、仕方のないことなのですね。
「宇宙のどこかで他の生物になっている」としたら、私はあらゆる命を慈しむように心がけます。
どこかで出会う命のひとつが、あの子かもしれませんから。
こうして書いていても、涙は止まりませんが、あたたかいご回答をいただき、ほんの少しですが気持ちが楽になったように思います。
ありがとうございました。
