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戦没者の遺髪の供養

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20年以上前に両親が離婚したため、父方の家系とは絶縁状態にありました。
しかし、今年5月に父方の祖父が亡くなり、直系で相続人が決まらなかったため、こちらに相続権が回ってきました。
こちらも相続放棄をすることを決定しましたが、ひとつ気がかりなことがあります。

それは祖父の姉か妹か忘れましたが、戦没した方がいることです。
靖国神社に確認したところ、戦没された方の名前・戦没時の本籍・戦死した場所が特定できれば、遺族からの遺影と遺品の寄贈を受け付けてくれるとのことでした。
しかし、遺髪もあった記憶があり、靖国神社では遺髪の寄贈は受け付けていないとのことでした。
ただの髪の毛ではなく遺髪なので、地元のお寺に供養をしていただけるのか、していただけるのであればお気持ちとしてどれくらいお渡しするべきなのか困っています。
絶縁した家系とは言え、家の騒動と戦没者の方の弔いは別であると考えていますし、靖国神社に安置することが最善だと考えているので、どうぞご教示ください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

こんばんは。
 靖国神社から遺髪の寄贈を断られたとの事ですが、ご質問拝読した所、戦死(兵隊として亡くなった英霊)ではなく戦災死(戦災で亡くなった民間人)だと思いますので、どちらにしても靖国神社の対象外となると思います。
 そうなると、お寺さんに相談する事になると思います。遺髪の持ち主(お祖父さまの妹または姉)のお墓のあるお寺さんに相談してみると良いと思います。お礼のしかたについても、直接そのお寺さんに聞くと良いでしょう。聞くことは失礼にはなりません。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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遺髪をお受けできるお寺を探してください。

Buddyさん、こんにちは。

親戚の戦没者の遺髪をどうすれば良いかですね。素晴らしい御心です。
靖国神社は、戦没者の魂を祀るところですので、遺髪・遺骨は受けていません。戦争で亡くなっていれば、お名前は載せることができます。たぶん載っているのではないでしょうか?確認してみてください。戦没者であるのに、お祀りされていなければ申請ができます。

 遺髪は、戦没者のお墓のあるお寺に伺うか、遺髪も納められる納骨堂のお寺に供養と共に納めれば良いでしょう。ネットで調べればすぐに見つかると思います。頼むお寺の供養料が高くて難しければ、私のお寺でもかまいません。永代供養にてお祀りさせてもらいます。合掌

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質問者からのお礼

光禪様、染川智勇様。ありがとうございます。
まだ私(と兄弟)の相続放棄の手続きが済んでいないので、まだ戦没者の方のことまで気が回らない状況でございます。
ですが、助言をいただき、落ち着いた後のことを考える良い参考となりました。
ちなみになのですが、祖父の姉もしくは妹の遺影には勲章のようなものが別途挟まれており、遺品の中にその現物があったように記憶しています。
遊就館を訪れた際に女性も英霊として祭られていたので、従軍看護婦など軍に従事した可能性もあるので確認してみたいと思います。

まずは祖父の戸籍をたどり遺影の人物の名前を確認するところからはじようと思います。
また相談させていただくかもしれません。
そのときは、またご助力くださいませ。

追伸
母に話したところ、20年以上絶縁状態にあるのだから、もう関わるなと反対されました。
なんの関係もないのだからあちっちはあっちで片を付けるだろうし、おまえが個人的に弔う気持ちだけ持っていればいいんじゃないかと言われました。
なにより下手に関わると余計なもめ事に発展する可能性があるので避けて欲しいと言われましたし、それは正論だと思います。

ただ、無碍にしているような気がしてすっきりしない思いがくすぶっています。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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