輪廻のカルマについて教えてください。
今の自分が置かれた状況や事変が前世からの業であり、輪廻したものとするなら、そのカルマを断ち切るにはどうすればよいでしょうか。
現世の私で終わりにし、次には残したくないというほど、幼少期からいろいろ経験しました。これが私自身のカルマによるものならば、今世で断ち切り、輪廻で転生した次には残したくありません。
よいお知恵をおかしください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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カルマの責務はどこまで?
たしかに、原因と結果としての因果応報と仕組みはあります。
だからと言って、今生が過去の出来事の結果とは言い切れません。もしそうであれば、努力をする必要もないし、人生頑張る必要もありません。ただ流されるだけで終わりますから。
しかし、そうではないとなれば、ないからこそ努力もし精進もし、真面目に暮らそうともしています。
大きな意味では、過去の自分の影響はあるかもしれませんが、今度の人生ではこういう事をしよう、こういう人生を歩み、自分自身、反省すべき所や、修正すべき所は修正しようと誕生してくるのだと思います。ゆえにそのためには、その事が充分できる環境、すなわち両親を選び、兄弟を選び、伴侶を選び、また、子供にも選ばれるという仕組みと思っています。もちろんこれは公式な宗門の考えでもありませんので、一お坊さんがほざいている程度ですが。
まめまるさんの、過去のカルマを断ち切るという考えではなく、だからこそ、新たなる人生を選び歩んでいるということになります。
いろんな経験をされ、そこで学ばれたこと体験されたこと自体がすでに、そのことを通じて修正しようという出来事であったのです。
大切なことは、その出来事をどのように捉え、どのように対処してかです。
それは結果であっても、それが次の原因になっているということです。だから、反省や感謝、前向きな考え、真面目な思いが大切なのです。
すべては単なる出来事です。その出来事をいかに捉えるかが、人としての求められることで、仏教の教えはそのためにあると思います。
結論としては、様々な出来事に対して、素直にまじめに真剣に、そして感謝されるような思いと行動をしていけば、まめまるさんの思うような路線になりませんか。
菩薩行を始めましょう。
まめまるさん、こんにちは。
自分のカルマを断ち切りたいのですね。
方法は、菩薩行の実践です。まずは、菩薩行をするために、自己改革の八正道をして、自分のものの見方、考え方を正す修行を行います。
そして合わせて、利他の修行、六波羅蜜の菩薩行を実践します。
八正道と六波羅蜜の詳細は仏教本やネットで調べてみて下さい。
なかなか自分ひとりでできないのであれば、師僧を探してその下で心の修行をするのもいいでしょう。
がんばって!合掌
来世で極楽浄土に往けばよい
来世で極楽浄土に生まれることができれば、輪廻からの解脱の近道になります。
南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)えれば、阿弥陀仏の力で、どんな悪人でも臨終のときに極楽浄土に迎えていただけると、経典には書かれています。
だからご安心下さい。
南無阿弥陀仏と口で称(とな)える念仏をするだけでよい、たった一回の念仏でも阿弥陀仏は見捨てず救ってくださるのです。
質問者からのお礼
願誉浄史様
お言葉、ありがとうございます。
南無阿弥陀仏、南無薬師如来、南無観世音菩薩
毎日朝や事あるごとに、必ず念じさせていただいてますが、これからは今までと違う心もちで念じていこうと思います。
お忙しいときにお教えいただき、ありがとうございました。
染川智勇様
いままで声を失っていることがネックとなり、読経することもできない私がいかに教えを請えばいいのか悩んでいました。ネットや教本で六波羅蜜や八正道のお教えを学んでも、なかなか実践できないでいるのが現状です。
しかしこうして質問にお答えいただける環境に出会い、改めて向き合って実践的になれたらと考え直すことができました。お教えいただき、ありがとうございました。
鈴木海祥様
前向きな自分になれるかはずっと悩んできました。
仏教の教えを自分なりですが学んでいくうちに、物事のとらえ方が少しずつ変化し、執着なのではないかと、自分に問うことが増えたと思います。
私がどう生きるか、前向きな気持ちを持つにいたるまでは、もしかしたら私には苦なのかもしれません。ですが、反省や感謝を忘れず、素直に真面目にブレることなく人生を粛々と歩んでいこうと思いました。
ただ、子は親を選べません。毎日殴られ、蹴られ、罵声を受けて刃物で切られても
その親にすがるように生きていくしか道はなく、逃げることはできませんでした。
仏様に幼い時から泣きながら縋り付きました。今でも仏様に甘えているのかもしれません。仏様の前では素でいれるような気がしています。
お教えをいただいて、今後どのようにすべきかを見つけることができたのかもしれません。他者を害することなく自分を律し、反省と感謝の気持ちを忘れず、素直になっていこうと思います。
そうですよね、これからですよね。
お教えいただき、ありがとうございました。