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お通夜での出来事が許せません

回答数回答 3
有り難し有り難し 39

先日、父が亡くなり親族葬を行いました。
突然の死でしたので残された家族と共にバタバタしながらも、父や列席していただいた方々に失礼のないよう努めてまいったつもりです。

そんな中、お通夜のお焼香の時に一人ずつ順番に出て行ったところ、お坊さんのお経の方が早く終わってしまい席を立たれてしまいました。さすがに退場されることはありませんでしたが、その時にお坊さんが「もっと早く出てこなあかん!お焼香は喋るとこちゃうよ!」とお怒りになられました。

喋るというのは恐らく、親族の方々が順番が来て前後の方と「どうぞ」「ありがとうございます」とやり取りされてたことだと思います(狭い会場でしたがそれ以外に会話は聞こえませんでした)。

たしかにお焼香は一人ずつ席を立たず前の方の後ろに並んで途切れることなくすべきだったのかもしれません。お葬式に不慣れとは言え、お坊さんにとっては無作法で失礼に値することだったのかと反省するところはあります。

しかしながらお通夜にも関わらず高齢の親族へ声を荒げられたお坊さんに対し、憤りを感じてしまったのも事実です。
故人である父はこういう場面だと「皆さん足元気ぃ付けておいでください。」と親族を気遣うような人です。その父に背を向け親族を怒ったことが許せませんし、父の通夜を、列席していただいた皆様の思いを侮辱されたような気分です。

何より喪主である母が「こんなことになってお父さんに申し訳ない」と落ち込んでいるのが辛いです。

いまだに気にしてしまっていること自体、父に失礼なような気もしますし、それよりも父を思う気持ちが大事だということは分かってはいますが、この出来事がなかなか頭から離れません。
我が家はお坊さんのお寺の檀家で、これまでも長く付き合いがあり、これからも顔を合わせることはあると思います。

どうやったら落ち込む母を励まし、またこの出来事を乗り越えて、今後もお坊さんとわだかまりなく付き合えるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ありえないですね。

ななさんこんばんは。

拝読させて頂きました。

大切な式に嫌な気分になってしまいましたね。

お寺のやり方にもよると思いますがお通夜のお焼香はお経が終わった後でも大丈夫ですよ。

最近は何となくお焼香は読経中にするってイメージですけどね。
うちのお寺も焼香中にお通夜が終わる事はありえません。

何にせよお坊さんに対して無作法だったと思う必要は無いと思いますよ。

そのお坊さんが逆に非常識で配慮に欠けると思います。

喋るとこちゃうよ、って大事な節目なんだから丁寧にお別れさせてほしいですよね。

勿論お墓があったり檀家を離れる等は面倒もありますが今の時代全然変わる選択肢もありだと思いますよ!

今後お付き合いされるにしてもクレームを入れるのはそのお坊さんの為にもありだと思います。
そういう人がどれほど人の意見を聞けるか分かりませんけど。

答えにならずすいません。こちらも相談をお聞きして怒れてきます。

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申し訳ないです。

どのような会場で、どこまで葬儀屋さんが関わっていたのか、又、お坊さんとの関係がどうなのか(菩提寺であることは分かりますが)詳しいことが分かりませんので、お答えが中途半端になりますが、ともあれ、それだけ少人数であれば、せめて皆さんの焼香が終わるまでは読経して欲しいですし、まして文句を言うのも失礼だと思います。しかし、お坊さんと言えど個々の人格ですから、それは仕方ありません。
でも、お母さんがショックを受けていることは残念なことですが、そういうお坊さんだと割り切ってお付き合いするしかありません。
時々、ここでも、お坊さんに対するクレームがありますが、その都度、反省とそうならないようにと戒めております。

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二つの可能性

せっかくのお通夜の席で、災難でしたね。
焼香が終わるまでお経を延ばすのは可能です。(同じお経をリピートするなど。)
葬儀屋さんによっては、焼香の終わりのサインをお坊さんと打ち合わせしてくれる場合もあります。
お坊さんは背中を向けているため、全員の焼香が終わったかどうかわからない可能性もあります。
そのお坊さんは、焼香が終わっていないことを知りながら席を立ったのでしょうか?
私は、もう一つの可能性、つまり、席を立って振り向いてから初めて「まだ終わっていないこと」に気づいた可能性もあると思います。
その場合、お坊さん自身も「しまった」と思って焦っていたが、それをごまかすために半ば八つ当たりで文句を言っただけなのかも知れません。
一時的に腹を立てたとしても、心は無常。感情は瞬間ごとに新しいのです。
お母さんには、心は無常、過ぎ去った怒りをむしかえさない方が良いとお伝えください。
お坊さんとは、何くわぬ顔で普通に接するもよし、苦情を言うもよし。
普段から評判の悪いお坊さんなのかどうか、お寺の総代さん(檀家の中の役員)などに聞いてみてから対応を考えても良いでしょう。

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