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嫌われる為に生まれてきた

回答数回答 2
有り難し有り難し 61

私は生まれてこの方(40年余り)男女ともに好かれません。多分性格が悪いし、会話がつまらなく話が弾まないから。加えて食べることであらゆるストレスを発散してきたため太っていて醜いからかもしれません。

努力をしたこともありましたが、成果が出て好かれたといったこともなかったので諦めてしまいました。

父親を早くに亡くし片親を馬鹿にされ学年中から虐めの対象となった過去があり他人を信用することができなくなりました。虐めは「貧乏」「汚い」「臭い」など典型的なものでした。ですが、1人で頑張る母を誇りに思っていたし貧乏が心底嫌だったわけではなく、お金が無いならバイトして稼ぎつましく生きてきました。なので華やかさもなければ人に誇れることもありません。云わば私には何もないのです。何一つ自慢できることがありません。それで気づきました。

「私は何のために生まれてきたのだろう」「誰からも必要とされてないのになぜ生きていかないとダメなの?」って。
考えすぎて、他人から距離をおかれてしまう嫌われ人間の私は7年前から引きこもりになってしまいました。

なんの希望もありません。毎日死にたい、どうやって死ぬかを考えるためだけに生きています。全てにおいて疲れました。
ですが死ぬために生きるというのもどこかおかしいとも思っています。こんな無気力な私に何か原動力になるようなお言葉を頂けないでしょうか。もう自殺サイトや自殺方法を検索するだけの毎日は悲しくて辛いです。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分のためでなく

かづえさんはじめまして

かづえさんのように、自信が持てずに自分を責め続けている方からのご相談は多いです。
私も回答僧などとご立派な呼ばれ方をしていますが、その実、自分に自信がありません、短気だし空気が読めない人間なもので、学生時代はぼっちでした。
住職としてやってはいますが、今でも人見知りだし、周囲のお坊さん仲間からもちょっと浮いていますw
でも、この歳になってしまえばもうどうでもよくなってきましたけれどw
結局ね、自信満々な人間なんていませんよ、みんな本当は、かづえさんと似たり寄ったりで、いつも他人の目を気にしながら生きているものですよ。

もう、そういうのを気にせず生きてゆきたいですよね。

そこで、ひとつ提案があります。
被災地でボランティア活動をしてみませんか?
お住まいは茨城県ということですが、今、台風被害で苦しんでいる方が大勢いらっしゃることと思います、みんなが助力を求めています。
あなたの見かけとか、一切関係ありません、手伝ってあげて下さい。
そうやって色々な人と触れあいましょう、そうして、誰かの役に立つ生き方をして下さい。
私はあなたに「人から感謝される」気持ちを味わって欲しいのです。
きっと、あなたが生きるための自信に繋がると思うのです。

自分のためでなく、自分以外の誰かのために、自分の命を活かしてみませんか?

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有り難し
おきもち

様々なつらい別れや痛みを、私も経験しながら今日を生きています。 あなたの...
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細胞1個1個が個別の生命なら

地球上の生命は、単細胞生物から始まりました。
私たち人間の体には、無数の細胞があり、私たちは普段、それら肉体を全て「私のからだ」だと錯覚しています。
しかし実は、1個1個の細胞がそれぞれ単細胞生物かもしれません。
指令を出している「あなた」は、総理大臣。細胞1個1個は国民です。
総理大臣のあなたは「こんな国滅んでしまえ」と思っているかもしれませんが、細胞1個1個は今日も生きようと働いて、栄養や酸素を運んだり、病原菌と戦ったりしています。
「誰からも好かれない」とかは、政治家同士の高度な外交問題で、それはそれで大切ですが、毎日暮らしている国民である細胞達にとっては、今日を生きる酸素と栄養があれば充分幸せな「国」であり、わざわざ死ぬほどの問題ではないのかもしれません。

なお、自殺願望は「うつ」の症状かもしれません。
是非一度、心療内科や精神科など医療機関に相談してみてください。
脳・神経の一部の細胞の不調にすぎず、他の細胞まで道連れに死ぬ必要はなく、治療可能かもしれないのです。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

林 浩道 さま

人に感謝することはあっても感謝されることのない生活。人助けをして感謝される喜びを味わうのはどんな感じなのか考えています。引きこもりで7年が経つため外出できるか分かりませんが、切っ掛けとしてボランティアについて調べてみます。
痛みを知り人助けができるようになりたいと思います。ありがとうございました。

願誉淨史 さま

病院には24歳の時から掛かっています。なかなか良くならず現在に至りますが、これ以上酷くなることはないと思うので、いつかこの生活を脱することができるよう少しづつ努力していきます。ありがとうございました。

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