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自分の過ちの後悔ばかりです

回答数回答 1
有り難し有り難し 16

私は昔から過ちを繰り返してきました。
この歳になっても過ちを繰り返しています。

どうしても直したいのですが、この歳になってからこの心の汚さを綺麗に出来ることはできるのでしょうか。

どんなに人に優しくしても、過去にたくさんの人を傷つけてきてしまったし、今更その優しさもただの上部でなりたい自分なだけな気がして…。

心が汚い自分が本当に嫌です。
そして、今までの過ちはこれからどう償っていけばいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

六根清浄を日常の日課に

拝読させていただきました。
人は何歳になっても他人に迷惑をかけていると思えばそう思うものです。
テレビなど見てると高齢者が痴漢など、その高齢者の方も若いときは立派に会社の重役などをし、お子さまをもうけ、家族を養い、子孫繁栄し、社会にも貢献した人なども多いものです。しかしながら、時として魔がさすときがあるものです。

人間には五感があります。
1、眼
2、耳
3、鼻
4、舌
5、身
この五感の働きにより、「心」が体制させれています。何かが偏ることで、自身のバランスが悪くなります。例えば美味しくない食事をした(舌)、気分が悪い、体調がすぐれない、神経が集中できない、色々な連鎖反応によりバランスが崩れていきます。会社で嫌なことを聞いた(耳)、嫌な思いが脳裏に駆け巡る、バランスが崩れていく。
色々ですが、この五感を集中することで第6感が芽生えます。
人はこの六根を清浄するために、自然(山・川・寺・神社・海)などに出掛けることで、本来の自身に気付けることがあるものです。これを世の中ではパワースポットという名前で呼称していることが多いです。

人は年齢に伴い、色々な経験と体験をしていくものです。
今、20代ですかね。
社会が決める大人の基準は平均20歳ですね。もし、23歳だったとしましたら、大人3歳です。子ども3歳には失敗はつきものです。大人も同じで、大人3年なら失敗ではなく、経験を積んでいる学習の途中です。
こんな自分が嫌いと感知していることから、もう嫌いな自分とさよらなできる瀬戸際まで来ています。

学ぶとは、本来「真似る」から転じた言葉です。マリさんが誰か憧れや目標にする人の真似を一日してみる。できたら一週間。また出来たら一年。一年できれば身体に染み込み、癖となり自身の心身は清らかになっていきます。

また、たくさんの悪い習慣や癖を一気に治すことは困難です。長い人生を考え、一年に一つずつ直していくと考えれば、少しは出来るかなとも感じます。

応援しています心から!

合掌

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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
まさに今23歳です。
ぜひ実践してみます。
もしまた自己嫌悪になった際、いただいたお言葉を繰り返し読みます。

本当にありがとうございました。

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