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数々の災害等にうんざりです。

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 東日本大震災、原発事故、今回の台風19号の被害、10月25日の豪雨、火事騒ぎ、自分の大病等、私生活も仕事場も、私の生活は再建してもしても毎回災害等に壊されます。

 運命として受け入れるしかないのだと思っております。全ては死の恐怖がどこか前提にあります。自分の人生、納得いかないことばかりで、いずれ誰にでも自分にもくるその時・・・生を全うして最期の時を迎える自信がありません。

「自分は一体なにか悪いことしたのだろうか?」と自問自答の日々です。
どうやったら前向きに生きていけるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

【菩薩道】を歩む

『災難対治抄』というお書物が、日蓮宗にはあるそうな。
東日本大震災直後に出会った日蓮宗の僧侶に、「人心や政治が乱れると天災が起こると日蓮さんは仰ったそうだが、まったく非科学的で根拠がわからない。どのように理解すればいいのか?」と尋ねたところ、「ああ、あれはね。こんな時だからこそ、みんなで【菩薩道】を歩もうよ、という日蓮上人からの呼びかけなんだよ。」と教わりました。菩薩道とは【慈悲】の行です。「慈」は「苦を抜く」、「悲」は「楽を与える」、【抜苦与楽】つまり、思いやりの心を育て実践する事です。

私は浄土真宗の僧侶であり日蓮宗の事は詳しく知らないのですが、少なくともこの点については大いに共感するところです。

改めて被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
何卒、失ったもの以上に価値ある何かとご縁が繋がりますよう、心より念じ申し上げます。

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【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談して...
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この世は、あらゆることが起きるものであり、そのような中で、あなたはどう生きるのかが問われています。
災害の時、みんなで助けあおうという状況が発生します。まさしくそれは人間の本来持っている愛の精神です。それを思い出し気がつき行動すること。気が付かせる思い出せることも、逆境の仕組みかと思います。

悪いことをしたからではなく、尊き心を思い出せるためでもあると言えます。

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おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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質問者からのお礼

 ご回答、ありがとうございました。なかなか進まない日々の状況の中、どうしてもマイナス思考になってしまい、日々の小さな幸せも探してみようと思います。
そして、自分の経験を人のために生かせることができたらと思います。
ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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