後悔に潰され何もできない
23歳男です。
私はこの23年間の人生において、そして現在に至るまで数々の恥ずべきこと(裏切り、大事故、虚言)をしてしまいました。
そして、自分のやりたいことに対する努力を怠ってしまったり、若いうちにやっておけば良かったことをしなかった(人間関係の構築、貯金、旅行、減量など)を酷く後悔しています。
その後悔の念に押しつぶされてしまい、今はうまく動くことができません。
仕事をしている時も何か違和感を胸に感じており、何か新しいことに取り組んでも、どこかに遊びにいっても楽しさを感じることができません。
「今更、何をやり始めても遅い」、「お前には楽しむ権利がない」と頭の中で考えが巡ってしまい、心から楽しむことができません。
簡単に言えば、全てが無意味に感じて楽しめないのです。
これから先、自分は一生こんな風で、何もできずに死んでいく気がしてしまい、それを考えても落ち込んでしまいます。
いっそ死をもって、人生をリセットしてしまいたいような気持ちになります。
死ぬことが許されないのであれば、せめて、この後悔の念を消して先に進むためには、私はどうするべきなのでしょうか。
お坊様の意見をお聞かせください。
終わったことをいつまでも後悔して先に進めない。 恋人を忘れることができない。 努力しようとしても心が言うことをきかない。 自分のこともできないのに他人のことが放っておけない。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
質問ありがとうございます。
死ぬことはリセットではなくエンドです。
ですから死ぬことはお勧めできません。
過去のことが悔やまれるとのことですが、何度思い出しても過去を変えることはできません。
しかし、考え方を変えることで過去の捉え方を変えることはできると思います。
あなたは恥ずべきことをしたとか、やればよかったのにやらなかったとか書いていますが、そうでしょうか?
その時、その時、あなたはあなたなりに精一杯やってきたのではないでしょうか?
裏切りも、その時はそうするほか思いつかなかった、それが自分のためにはベターだったのではないでしょうか?
嘘をつくことも身を守るためにはその時は必要だと判断したのではないでしょうか?
人間関係の構築もやろうとしたけど上手くいかなかっただけで、あなたなりに精一杯やったのではないでしょうか?
過去のあなたは、今になって思えば後悔することばかりでも、その当時その瞬間はあなたなりに精一杯やったのではないでしょうか?
そうならば、もう過去の自分を許してあげましょう。
これまで精一杯やったよ、結果は出なかったけど精一杯やったよって自分に言ってあげましょう。
あなたは精一杯やってきたのです。
精一杯生きてきたのです。
そして、これからも同じ。
目の前の仕事や遊びを精一杯楽しみましょう。
自分のために、仕事のお客や周りの人のために精一杯あなたなりにやりましょう。
未来はどうなるかわからないけど、未来は現在の結果です、現在の仕事と遊びと人間関係と筋トレ頑張ってくださいね。
周りの人と比べる必要はありませんよ。
自分なりにでいいのですからね。
質問者からのお礼
有難いお言葉、ありがとうございます。
三宅様の言葉はとても私の心に響きました。
最期に三宅様に言葉を頂けたことは、私にとって宝です。感謝とともに、三宅様のますますのご活躍をお祈りいたします。