残された家族は
11月28日に相談させていただいた者です。(家族が自死しました…という内容です)
先日弟を突然失い悲しんでいる毎日ですがずっと家に引きこもっている訳にもいかず私たち家族はそれぞれ仕事や学校などに行かなければなりません。
しかし,職場などで彼のことを思い出してしまい全く仕事に集中出来ないのです。
世界は回っていて日々色々なことがあちこちで起こっていますが私たちは彼が亡くなった日から時が止まっているような感じです。
どうしたら気持ちを切り替えることが出来るでしょうか…?職場などで泣かないようにしたいです
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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祈りあう新しい家族の形
匿名 様 相談ありがとうございます。
弟さんですね。家族皆さんに慕われる弟さんは、間違いなく安心していられますよ。
想いが届いてますので、ご心配なきように。
それで、時が止まっているように感じたり、涙がふと流れて止まらなくなったり、悲しかったり、悔しかったり、怒ったりするかもしれません。愛する人が亡くなるとそんな感情を行ったり来たりするのです。その気持ちや感情に蓋をしようとすると、かえって余計に辛くなります。
そんな時は、信仰に頼って、念仏を唱えたらいいと思います。職場でしたら、回りに聞こえないようにつぶやいてもいいと思います。あまりに涙が流れて仕方ない時は、ちょっと席を外して、止まるまで泣いていいと思います。
そして、次の事もどこかに留めておいてください。
心は、でも一つの想いにとどまることをしません。やがて揺れ動いて、明るい方向へ向かいます。それは弟さんに失礼に当たりません。弟さんを無事に仏様の世界へ送り届けたことになります。
私が前回に、弟さんを含めた新しい家族の形といったのは、このことです。
成仏した弟さんと、ご両親と貴女と含めて、祈りあう家族の形が出来上がるのです。落ち着きを取り戻すのは、人それぞれで時間がかかるかもしれませんが、このことを、心の片隅にでも留めていただければ、宜しいかと思います。
お読みいただきありがとうございました。
一礼
質問者からのお礼
前回に引き続き回答して下さり本当にありがとうございます。
心が落ち着くまでまだ時間が掛かりそうですが「祈りあう家族の形」があるということを覚えておきたいです。
ありがとうございました。