ぎゃふん!と言わせたい人がいます
はじめまして!
上記のような質問で、申し訳ありません
でも自分でももどかしくて、、、
私は息子のスポーツ少年団で学年の役員をしています。息子は上手ではないながらも一生懸命努力し頑張っているので、少しでも応援したいと思い役員をさせていただきました。
そんな中、一緒に役員をしてくださっている方が上記のぎゃふんと言わせたい憎い人なのです。
その方は、明るく人当たりもよく感じのよい方です。子ども同士も同じくらいの実力だったため、レギュラー争いの時には同じ悔しい思いをしたり…、気持ちを分かち合っていました。
ところが、うちの子がその方の子よりも評価を得るようになると、途端に態度が冷たくなったり、役員の仕事も協力してくれなくなったり、頼むと嫌な顔をしたり、無理な要求をしてきたりします。そしてうちの子が失敗したりすると、元通りのいい人?に戻ります。
また、人よりも大変な仕事が割り当たったりすると、すぐに不満を持ちます。私の方が上の立場の役員なのですが、仕事をえり好みして内容次第ではすぐにほっぺをふくらませるので、フォローなんて頼めません。彼女には仕事はまわさず、報告などをすることで立場だけを立てている状態です。
しかし、そんな彼女が困っていたり、イライラしているときにはフォローしたり、助けてしまいます。心の中は、本当に自分勝手で役員として使えない人!とイライラ怒りが渦巻いているのに…。
今またうちの子が高い評価を得て、機嫌を損ねているようです。
その上、他の人よりも負担の大きい仕事が彼女にはあり、それが不満らしくふてくされています。そして、私のお願いした仕事もたいへん憎々しい態度でお断りされてしまいました。
皆の前でこの人を糾弾し「あんた、わがままだ!!!!」と言ってやりたい!!!
でも集団をまとめる身としても、団の運営上もそんなことはできない。彼女に対して「あなたもたいへんよね」と偽善的に手も心も貸してしまう自分にもイライラしてしまいます。
私はどのように自分の気持ちをおさめたらいいのでしょうか
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
目連さんのお母さんを思い出しました
かきすさま
はじめまして、hasunohaの井上広法です。
ご質問を読ませていただき、仏典にある目連尊者のお母様のお話を思い出してしまいました。
目連尊者とはお釈迦様の高弟の一人です。
あるとき、この目連尊者が深い瞑想を行っているときにふと先に逝去した自分の母親のことが気になり、天眼通という超能力をつかって死後の世界のお母様を探しに行きます。
すごくいい母親だったので、きっといい世界に生まれ変わっているに違いないと思う目連尊者でしたが、浄土や天、人間の世界などの世界を探し回ってもどこにもお母様の姿が見当たりません。
そこで、恐る恐る餓鬼道と言われる世界を探していたら、なんと変わり果てた姿の母親を発見したのです。
餓鬼道とは、現代風に言えば「自己チュー」が堕ちる世界です。
そして、餓鬼といわれる鬼に姿を変えてしまいます。喉は針のように細く、目は吊りあがり、手足は痩せ細っています。
なぜ、自分の母親が餓鬼道に堕ちてしまったか、目連尊者には皆目検討がつきませんでした。
そこで、お釈迦様にお尋ねになります。
すると、お釈迦様はこう静かに答えられました。
「お前の母親は、お前にとってはいい母親だったかもしれないが、お前だけを可愛がるゆえに周囲の人に対しては、非常に冷たかった。まったく平等に接することができなかったのだよ。だから、目連よ、お前の母親はその報いとして餓鬼道に堕ちてしまったのだよ」
そこで、7月15日に僧侶全員で餓鬼道に堕ちたものたちの供養を始めたというのがその物語です。(ちなみにこれがお盆の由来でもあります)
母親とは自分の子が一番と思ってしまう生き物ともいえます。
いえ、父親もそうです。
親というのは、子を大事に思うあまりに自己中になってしまうのです。
そういうものなのでしょう。
したがって、ギャフンと言わせたい気持ちも十分にわかりますが、ほっときましょう。
そして、自分自身はそういう視野の狭い親にはなるまいと反面教師にすればよいのです。
あなたがわざわざギャフンと言わせなくとも餓鬼道がぽっかりと口を空けて待っているかもしれません。
合掌
そういう人はどこにもいますよねぇ。
本当に大変ですね。
おそらく周りの方々は、
その状況を理解しているのではないでしょうか。
あなたが我慢しているのも伝わっていると思います。
でも、
爆発させて、
そんな人のせいで、
あなたの人徳を損ねるのはもったいないです。
我慢できなくなったら、
またここに思いのたけをぶちまけてください。
質問者からのお礼
井上広法さま:
目から鱗のような心地がしてご回答を何度も読み返し、私の中のイライラはすっかり消えたように思います。同時に、子を思う母の気持ち、それがゆえに他人に対しては無配慮になってしまう気持ち、私にもなかったかと自分を顧みるきっかけをいただきました。いただいたお言葉の通り、自分はそのような人にはならないように気を付けながらほっとくことにしようと思いました。とても勉強になりました、ありがとうございました。
和田隆恩さま:
「周りの方々はその状況を理解している…」「我慢しているのも伝わっている…」本当にそうだととてもうれしいです。不条理だと思いながらも我慢していることを分かってほしい気持ちも多分にありましたので…。お優しいお言葉をいただけて、ぎゃふんと言わせたい気持ちもおさまりました。またがんばれそうです。ありがとうございました