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親にかまって欲しい

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この間、胸にしこりが見つかったので、乳がんの検査をしたら今のところ良性と言うことで、親が1番ほっとしていた様子でした。自分的には失礼ですがガンになって死んでも良かったのにな…と死にそびれたと思っています。と、同時に、大病を患えば親は構ってくれるのか、余命幾ばくも無ければきっと親から無償の愛を受けられると思っている自分がいていやです。

自分は主に母に心理的虐待を20年も受けてきたものですが、母のことは大好きです。しかしそれもあって双極性障害などの精神病にかかっており、自傷行為や死にたくなる、いわゆる自殺企図希死念慮が襲ってくる人生になってしまいました。自分には生きる価値が無いと思っているので、さっさと人生を終わらせたいのに、自殺未遂で終わり結局生きているわけです。

少し話が逸れましたが、親は精神病の方の『死にたい』に寄り添ってはくれますが、もっと自分を見て欲しい…と思ってしまいます。かまって欲しいのです。この歳になっても。恥ずかしいことです。大病を患ってなんて、患者さんに失礼な話でもあります。

昔から親の目線が自分以外の兄妹にいくと嫉妬し癇癪を起こす子供ではありました。
このかまって欲しいという気持ちはどうしたら良いでしょうか?

乱文失礼しました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

愛情を分けていくこと

FUMI 様 相談ありがとうございます。

良性でよかったですね。実際に治療となると肉体の苦しみは相当なものですから、やはりそんなことはない方がいいと思います。
それで、「親にかまって欲しい」という事ですが、心理的虐待を受けた人が、親にかまってほしい、愛情がほしい、優しくしてほしいと望んでしまうことは、有り得る事です。自分に正直と言えます。
なので、まずは自分は正直であるということを自分で認めることです。
そして、親でも、兄弟姉妹でも、愛情を得たいと願うなら、まず自分から自分の愛情を分けていくことが必要です。
それには、先述の自分が正直であると思って、あらゆる湧き出る感情を否定せず、客観的に自分を見つめることです。例えば嫉妬心とか不誠実な欲求がでてきたら「今私は嫉妬しているなア~」「我儘が出てるなア~」って否定もせず、肯定もせず、自分の感情を眺めてやり過ごすような感じです。そして自分に向かって、「安全になっていい、平穏になっていい、自分に優しくしよう、ありのままの自分を認めよう」と身体の気になる個所をさすりながら何度も呟いてください。
さらに何度もさすりながら、自分に優しくしてください、自分で自分に愛情を向けてください「私が、安らぎ、幸せで、光に満ちていますように」と自分で自分をハグするように気持ちを込めて。やがて自分の心が落ち着いていく。

あなたはこれまでの経緯を超えて、お母さんが好きだという。どんなところが好きですか?好きなところは声に出して伝えてみてください、ニコッと微笑みながら!!これが愛情を分けていくことになります。

自分に優しくして、自分を客観的にみて癒すことです。それから笑顔で相手の好きなところ伝えるというのが、かまって欲しいという要求にかなうと思います。
それは、貴女が伝えた愛情や笑顔や優しい言葉が、今度は返ってくるからです。
最初は慣れないかもしれませんが、自分に優しくすることを続けて育んでいけば、必ずできるようになってきます。実践してみてください。
お読みいただきありがとうございました。
一礼

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