失礼に当たらない作法
お坊さんこんにちは。作法について、調べてもわからず、質問させて頂きました。
私には不慮の事故で20代で死去した友人がおり、3回忌は過ぎています。
毎年、お供えと一筆を送っていました。その度に、友人のお母様からお礼の品とお電話があり、過度に気を遣わせているような
気がしてきたのです。
そこで、今回は手紙と、手紙に文香を入れて送ろうと思っています。鎮魂をするにあたって、失礼となる香や作法はあるのでしょうか?お教えくだされば幸いです。
一般的には、3回忌の次は7回忌かと思われますが、このようなことは失礼なのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ご遺族は嬉しいはずです
こんにちは、はじめまして。
亡くなったご友人を偲んでお供えを送られていると事。
奥ゆかしいお心づかいに、ご遺族はお喜びのことだと想像します。
亡くなった家族の一人を覚えていてくれる人がいるということは、遺族にとって生きた証を再確認できることだと思います。ご遺族はありがたく思われているでしょう。
宗派などが判然としませんのが、浄土真宗の立場から回答いたします。
浄土真宗の場合は、お供えによって「鎮魂」を目的とはしません。亡くなったお方を極楽へとお連れ下さった阿弥陀如来様へのお供えが目的です。つまり、お供えを送るということは、阿弥陀如来様を讃えると共に、その如来様と共に仏様となられた故人の居る極楽に思いを致します、という意味合いになります。この意味からいえば、お供えは阿弥陀様へのお供えであって、これを悪く取ることは教えの原則上ないでしょう。ただ、ご遺族がこの原則、意味合いをご理解しているかは分かりませんので何とも言えない部分もあります。
僧侶の目から見れば、失礼な行為ではありません。
御供に不適格な酒、生もの以外で、今回はお香関連ですので宜しいかと思います。
優しいお心づかいをこれからも大切になされてください。
では。
質問者からのお礼
釋 悠水様
はじめまして。温かいお言葉でのご回答ありがとうございます。
浄土真宗からのお立場からお教えくださりありがとうございます。故人ではなく、阿弥陀如来様へのお供えとは、存じませんでした。一つ知識が増えました。
またご遺族の思いなど考えてくださりありがとうございました。
早速、文香を添えた手紙を送ろうと思います。