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49日法要をお寺でして頂く際について

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16日に母の49日法要を行います。
父の時は実家だったのですが今回母が亡くなった事で実家が亡くなり、お寺で法要をさせて頂く事になり、持ち物等はお寺での最終確認で聞けたのですが、それとは別に手土産を持って行こうと思うのですが、手土産とお布施を渡すタイミングがわからずこちらで相談させて頂きました。
今まで実家でしていた時はお経が終わった後お茶出しの際にお盆の上に一緒にお布施を置き、手土産は盆の横に添えてお渡ししてたんですが、お寺で法要する際はどのタイミングでお渡しするのが良いのでしょうか?
お布施は手渡しだとマナー違反なので必ずお盆に乗せてとどこかで聞いた記憶があり、今回お寺にお伺いする形なのでお盆の代わりに手土産の上に添えてお渡ししたらよいのか、また渡すタイミングはいつが正解なのかわからず戸惑っています。
こんな事もわからないのかと思われるかもしれませんがお手隙の際にどなたかご教授頂けると幸いです。
宜しくお願いします。

2024年11月10日 18:46

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母さまを偲んで、お念仏を申しあげます

ハスノハに相談いただき、有り難うございました。お母様がお亡くなりなさったのですね。悲しみや寂しさを十分味わう時間もなく、四十九日法要が近づいているのですね。体調は大丈夫ですか?慣れない法要の準備などで、落ち着かない日々を過ごしておられることと思います。

まず、お尋ねのことについてお答えいたしましょう。「お寺に参って勤める四十九日法要の場合、お布施と手土産を渡すタイミングを教えて欲しい」とのことですね。厳密な作法が決まっているわけではありません。私がこれまで応対してきた多くの実例を紹介します。
1.渡すタイミング:
・お寺(法要の行われる本堂もしくは仏間)に案内されたら、まずご本尊に合掌礼拝をする。
・ご住職もしくは応対してくださるお寺の方に、「今日はお世話になります。よろしくお願いします。」とごあいさつをする。
・続けて、「こちらをご本尊さまへお供えください」とお渡しする。
2.渡し方
・手土産の紙袋をお盆代わりにし、その上に手土産、その上にお布施を置く。
丁寧になさるお宅の場合、お布施を小さなお盆の代わりの袱紗(ふくさ)に入れてお渡しなさる場合もあります。(この実例はごく少数です)

ハスノハにこのようにお尋ねいただくことで、ご法事での心配や不安が和らぐのであれば、とてもうれしいです。ご法事では、参られた方々とお母さまの思い出話がたくさん出るとよいですね。

四十九日法要が終わった後、無事に終わった安心感、これまで張り詰めていた緊張感、これまでの介護・看護の疲れ、これからの不安などが一気に襲ってきて、心身に変化が出ることが多いです。その時は、「私はこれまでよく頑張ってきたのだ」とご自身を褒めてあげてください。特に一ヶ月くらいは用心してお過ごしください。

今後、いろんな心配や不安を抱えた時は、いつでもこのハスノハにお声かけください。ハスノハ一同、あなたを応援しています。

2024年11月11日 7:41
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有り難し
おきもち

個別相談可能
1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

質問者からのお礼

お気遣い頂きありがとうございます。
近隣に住んでいるので、癌を患ってから通院や日々の買い物等全てを一緒に過ごして来たので、いつかはと覚悟していたとはいえ正直母がこの世に居ない実感がまだわかず、淡々とやるべき事をこなしているという感覚です。
82歳でしたので周りからは病気じゃなくても充分生きたよ等言われますが、私にとっては高齢であっても母なので、出来るならもう少し一緒に笑って過ごしたかったというのが本音です。

手土産の紙袋をお盆代わりに手土産とその上にお布施をお渡ししたらいいんですね。大変勉強になりました。
40代になってもお寺でのマナーがわからず恥ずかしい限りです。
お手数お掛けして申し訳ございませんでした。
そしてこれからの気持ちの変化へのお心遣いもとても心に響きました。
全てが一段落した後に心身共にジワジワ来ると思います。
その際は、げんさんの言葉を思い出し少しずつ乗り越えて行こうと思います。
この度はご教授頂きありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ