塔婆料について
まもなく母の三回忌です
会食などをせず
子供たちが集まり塔婆供養という形で法事をします。
お寺の住職からお布施とは別に供花や供物と塔婆料と言われましたが、言われた塔婆料は金額400円と少額です。前回の一周忌も塔婆料は400円と言われましたが、小銭を入れるのもおかしいかなと思い、塔婆料と書かれた封筒に1000円を入れました。3000円以上が多いようなのですが…このやり方で逆に失礼ということはあるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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大きな塔婆は五重の塔
塔婆はストゥーパ。
お釈迦様が亡くなられたときに仏弟子たちが私たちもお釈迦様のような立派な生き方をいたします、と。菩提心を誓願してお立てした供養塔がストゥーパ。それが卒塔婆。塔婆です。仏教の宗教精神、救いの精神、智慧や慈悲の心の象徴、悟りや涅槃の象徴が塔婆という供養塔と言えましょう。ピラミッドや古墳のように、権力者の力を誇示するお墓ではなく、ただの供養塔でもはなく、菩提心の誓願宝塔こそが塔婆なのです。
よって、金額は規定通りではなく、この世に仏の教えをどんどん広めるべきであると思われるのであれば、仏教の活動支援金、賛助金としてお布施を収めて頂ければお寺さんとしても有難い浄財寄進となります。
曹洞宗の本山の一つ、総持寺の山門(三門)は、日本の山林王と呼ばれた木原崇雲氏が奥様の供養として、お建てになられました。
供養塔やお堂、仏教的な建造物、仏像などはみな、仏教の精神を象徴した建造物であり、仏の教えを広めるためのものと思って頂ければありがたいです。
仏教が広まるということは、人の世に人間が自分自分したエゴや我欲を離れて、みんなが共に安心して生きられるための教えが広まるということですから、そういう行為が沢山広まっていった方が良いのです。
どんなことにも原点はありますから、原点であるお釈迦様の説かれた人々がみんな幸せになれることが広まることは喜ばしいことでありましょう。
特に失礼ということはないと思います。
お寺にはそれぞれ固有の決め事があり、塔婆供養にどれくらいのお布施を頂くかは、それぞれのお寺でまちまちです。おおよその平均値が3000円と言われているだけで、それ以上でなければならないということではありません。
そのお寺で塔婆は400円を基準とされているのであれば、伝えられた通り400円で良いわけですし、小銭ではなんだからと1000円札を差し上げるのも、むしろ丁寧なやり方だと思います。御心配には及びません。
蛇足ながら、現在では塔婆を書く板も単価が上がっており、おそらく400円では「原価割れ」ぎりぎりかと思われます。これまでされてきた通り、1000円札で差し上げることをおすすめします。
質問者からのお礼
有難うございました
参考になり、勉強になりました