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30過ぎまで生きて失敗ばかりでした

回答数回答 1
有り難し有り難し 30

初めて相談させてもらいます

私は警察官になりたくて上京し、専門学校に入学しましたが卒業までに合格できずにその後、社会人として働きながら試験を受け続けのですが結局ダメでした。今はもう年齢制限で受験資格すらなくなってしまいました。

思い返せば、中、高の部活でやっていた野球でもイップスになり中学では補欠、高校では大きなケガをしてマネージャーで、その頃から自尊心が非常に低くく「結局、俺が何をどう頑張っても報われないし、何も残らない」という思いがあったと思います。

一度くらい自分で努力して何かを掴みとってみたかったのですが、33の年齢になっても何も報われなかった人生でした。

過去にいた友達も失い、お金も時間も失い1人ぼっちになり本当に最悪な人生だったと思います。両親が離婚して男と女の嫌なところを見て育って来たため恋愛にも興味がないし、どちらかと言えば嫌悪感すらあるので恋愛は無理です。

今は自身の感覚で言えばモノクロな世界をただなんとなく漂って生きている感覚で、いつ死んでもいいやとさえ考えてしまっています。

生きているのが苦しいし、周りの幸せも見たくないし、もう死ぬしかないのでしょうか?

こんな質問でも答えて頂けたら幸いです。よろしくお願いします


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

釈迦の【勤苦六年】は無駄だったのか?

"思い返せば"
いちいち思い返すな。

あなたの問題はここだな。
学生時代の挫折と警察官になれなかった事は関係ない。
友達や金や恋愛観も、警察官になれなかった事とは関係ない。

【勤苦六年】といって、お釈迦さんは我々の想像を絶する苦行を6年間もやった末、命を落としかけて「あ、これじゃなくない?」と気がつき、路線変更をして見事悟りを開かれた。でもこれは、苦行が無駄だったんじゃない。徹底的にやってみたから、これではないと理解できたんだ。つまり、6年にも及ぶ苛烈な苦行は悟りを開くための前フリだった、大事なプロセスだったんだ。

あなたは警察にはなれなかった。そして年齢制限でいよいよなれなくなった。あなたの本意ではないかもしれないが、あなたという人材を求める場は警察ではなく、他にあるという事がこれで明確になった。警察官への飽くなき挑戦は、これをはハッキリさせるためのプロセスだったんだ。

重ね重ね、今のあなたにはすこぶる不本意かもしれないが、あなたには警察官になる以上に活躍するステージが待っている。へこんでいるヒマはない。

"33の年齢になっても何も報われなかった人生でした"
釈迦ですら悟りを開いたのが38才だったんだ。報われない人生だったと総括するにはまだ早くないかい?(笑)

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