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悲しみから抜け出せない

回答数回答 1
有り難し有り難し 37

20日の日にとても大好きな父が亡くなりました。

自分は母を4年前に病気で亡くしてます。
その病気の介護のときからの15年間父親と生活していました。

母の死後、父と2人で田んぼをやってコレからはもっと2人で田んぼ大きくして行こうとしていました。ところが去年の4月頃に父に前立腺癌が見つかり、父は入退院を繰り返す様になりました。
それまでは父と2人で楽しく作業していた事が自分1人になり苦痛の作業になり、自分でもどんどん自分がすさんんで行くのがわかりました。
そして12月になり病院から「これ以上治療は出来ないので、緩和治療になります」と言われました。頭が真っ白になりました。そして泣いて泣いて泣きました。
家に戻る事も無く年を越し、1月10日に転院しました。そして改めて父を見て見るとがっしりとしていた身体はヒョロヒョロで、色は白く、お腹の両脇からは尿を出すための管が出ている、そんな身体になりながらも自分が行くと「ちゃんとご飯食べてるか?」「無理はするなよ」と私の事を気遣ってくれます、私は家に帰ると毎日泣きました。1月19日、父は大分弱って起き上がる事はなく、だか問いかけると目を開け「うん」「ちがう」などの返答をしていました、そして夕方に父に「どうする?今日俺、病院に泊まる?」と聞くと、とても嬉しそうに「うん、うん、」と答えてくれました。次の日の朝、「おはよう」と問いかけると目を閉じたまま、何の反応もありませんでした、先生が来て「今日は危ないかもしれないです」と言われました、それからは、父の耳元で「俺は親父が大好きだよ」「親父俺を1人にしないでくれよ」「反応してくれないとわかんないよ」「ほら一緒に田んぼいくべ」など色々言ってました、そしてお昼になり、父の呼吸は止まりました…67歳でした。
それから私は喪主として御葬式を務めあげました。
そして今は大きな家に自分1人となってしまい、家の中、納屋の中、田んぼ、すべてにおいて私が大好きだった、元気だった頃の父の姿が重なって見え、涙が止まらなくなってしまいます。本当に大好きなのです。
また一緒田んぼをやりたい、会いたい、他愛無いことで喧嘩したい、会いたい、話したいです。
ツライ、ツライ、ツライです


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

謹んでお悔やみ申し上げます。

ご立派なお父様でしたね。
最後の最後まで、
身体の隅々まで、
痛くて痛くて辛いのに、
死と言う大きな不安を
抱えながら、
御子息のご心配をされる、
なかなか真似ができる
ことではございません。
立派な立派なお父様でしたね。
謹んでお父様に敬意を表します。

これからは、
お父様にどう感謝して、
親孝行していくかですよ。
御供養とは、
坊さんにお経を上げてもらうとか、
たしかにこれも供養ですが、
供養とは、おもてなしです。
おもてなしの心です。
お父様がお好きだったものを、
お供えするのもよいでしょう。

一番の御供養は
何だと思いますか?
お父様が望むことを、
することだと思いますよ。

健康で明るく、
精一杯生きる。
これにつきます。

これこそが、
極楽浄土にいらっしゃる、
お父様、お母様への、
御供養ですよ。

できれば、できればですが、
落ち着いたらで構わないので、
人生の伴侶を、
お探しください。

不器用だけれども、
一生懸命なあなたを、
ご両親さまは、
極楽浄土から
暖かく見守って、
くださっていますよ。

お幸せを祈っています。
お父様お母様と一緒に。

寂しい時、
辛い時は、
お仏壇の前で、
お墓の前で、
目をつぶって、
語りかけてください。

きっとお返事を、
返してくださいます。

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有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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質問者からのお礼

ありがとうございます、今はまだまだ、先の事を考えると、そこに大好きな父が居ない、楽しい事でも共有出来る父が居ない、辛い時に優しく背中を押して、アドバイスしてくれる父が居ない…ときりがなく泣いています、また、今後の役所等の手続きなど「父の存在を消す様な作業」などがどうして手につかず、どうしたらいいものなのかと悩んでいます。
一つ一つ考えていると最初に考えた事が頭から抜けて、まとまりがつかないと言う状況です、亡くして初めてこんなにも自分は父に依存していたのかと、思い知らされています。
朝になると、何をするでもなく茶の間に作られた仏壇の前で父の遺影、写真を見ながら泣く、という繰り返しです。

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